
真っ先に思い出すのは、あれよね。
「ナルトは貴方とは違う!」byイルカ先生
アレはステキ萌えエピソードだったわねぇ・・・・
いや違う、そうじゃなくって。
うーん。人それぞれ、違うのは当たり前。
あ、昔、小6の時に切れたことがあったわ。引っ越して転校したんですよ、当時。
そしたら、クラスに私と同じ喘息持ちの女の子がいてね。
私は運動とか苦手で、その子は得意。私は鈍足で、その子は俊足。いろいろ正反対だったんだよね。
私は、よく発作を起こしていて、学校も休みがちでした。
その子はどのくらい喘息がひどかったのかは知らないんですけど、あるとき、クラスの女子が
「同じ喘息の○○ちゃんはやってるんだから、しっぺいさんだって、出来るでしょ!」
と、私を非難したんです。
どういう状況で、責められたのかはよく覚えてないんですが、まぁ、私それで切れたんですよ。
「彼女と私は全然違うんだから!」って。
泣き喚いて、「こんな所に転校したくなかった」とまで言ったような気がするなぁ。
元々あんまりクラスになじめてなかったんだよね。私も多分、悪かったんだと思うんだけど、病気の苦しみも何も知らない子がしたり顔で「たいしたことないんでしょ。サボりたいだけなんじゃない」という風に言ったのが、我慢ならなかったんだなぁ、きっと。喘息って、心理的にもけっこう響くらしいんですよね。当時転校したてで、不安定だったんだろうな。喘息はホントにひどくなって、学校にもマトモに行けなくなった。朝一番で耳鼻科で吸入を受けて、それから3時間目くらいの教室に行く・・・みたいな日々。それも、途中で苦しくなって家に引き返したり。
こうして、見事な登校拒否児童が誕生。
いや、その後折り合いつけて、そこそこ、今は健康生活を送ってますよ。
この経験は結構根強く私の中に残ってて、同じ病気とか、同じ状況でも、人はそれぞれ違うんだから、
「みんな同じ」とは、安易に思えなくなりました。辛かったり、苦しかったりするのは同じでも、
度合いや、感じ方、立ち直り方も何もかも、人はそれぞれなんだよ、って思う。
だから、正直ナルトにシカマルが「俺だって師匠を亡くしたんだ」って言ったのがちょっと引っかかったんだよね。
どうも、「俺は立ち直ってんだから、お前だって立ち直れよ」っていう風なトコがね、うん。
まぁ、それもひとつの考え方で間違ってる訳じゃないし、ナルトを思って言ってくれたと思うけど・・・。
まぁ、人はそれぞれだし、感じ方も思うことも、十人十色でいいですよ。全く同じじゃつまらないしさ。
同じ事と、違う事。
意外と難しいね、コレって。