王様に捧ぐ薬指(感想)

某サブスクで見つけて、2日かけて全話観ました。
ストーリーは王道の少女漫画。
美男美女の主人公らが数々の困難を乗り越えて、本当の愛に気づいていく。以下、ネタバレ含みます。
美人すぎて周りから嫉妬され謂れのない誹謗中傷を受ける橋本環奈ちゃん演じる主人公、綾華。はしかん、この役超絶合っていました。こんな女の子が身近にいたら、誰でもオッフ♥️しちゃうよね(笑)。性格悪くても可愛いく見えるのは最早才能。綾華の勤めるウェディング会社社長、山田涼介君演じるキングこと、東郷に目をつけられ、契約結婚を迫られる綾華。
契約結婚といえば、逃げ恥を思い出すのですが、世の中やはり、金なのか。二人は傾きかけた会社の売り上げを上げるために仲良し夫婦を演じ、SNSにアップする。性悪キングと性悪クイーン、二人の人気はうなぎ登り。撮影を担当する、東郷の親友、ハチがまた良い奴で、やがて秘密の契約がハチにバレて三人運命共同体になるとこ面白かった。
登場人物も皆生き生きしていて、キャラが濃い‼️綾華は大家族の長女。お父さんお母さんが超ラブラブで、綾華の結婚も当然愛のあるものと思い込み、祝福する。東郷と綾華は始めこそいがみ合っていたものの、一緒に暮らし苦楽を共にしていくうちに次第に互いの存在が大きくなっていき、しまいには契約を破棄し本当の夫婦になろうと誓うまでとなる。
一方、東郷の父母は、表面的には二人を祝福しているけれどなんか態度がいちいち胡散臭い。特に松嶋菜々子さん演じるお母さん、静。超絶美人だが笑顔の下は何を考えているのか分からない怪しさがある。彼女こそ綾華と東郷の運命を操るラスボスなのだ。息子を愛するあまり息子の愛する者を陥れようとする静。綾華の身辺調査に始まり、初恋の相手まで見つけ出し、金を掴ませ綾華を誘惑させようとする。また、綾華の父に多大な借金を追わせようと裏で糸を引いていたことが明らかとなる。
綾華の初恋の相手、神山君。高校時代の二人のエピソードは胸がキュンキュンした。キング(東郷)とはまた違ったナチュラルな魅力がある神山君。綾華がフラフラしちゃう気持ち、分かりんご🍎。
でも、同窓会で飲み過ぎた綾華をホテルへ運ぶのは流石にやりすぎ。綾華と寝たと嘘をついて東郷を煽った神山君はカッコ悪かった。
でも、東郷は綾華を信じて受け入れた。ただの性悪キングから器の広い男に生まれ変わっていく東郷。嗚呼、なのに。母、静の陰謀により綾華とその家族が危険に晒されていることを知った東郷は、綾華を守るために離婚を決意。綾華は失意のどん底に叩き落とされた。
クライマックスへ向けて物語がスピード展開になっていくのに目が離せませんでした。
静の過去の闇が明らかに。静と東郷は血が繋がらない親子で、東郷は父の愛人の子。静もまた、結婚前に別の男を愛し子を産んだ。東郷のあとを引き継いでウェディング会社社長になった、北村匠海君演じる新。彼こそが静の実の息子だったのだ。捨てられた子犬のような目で実母を見つめる新が可愛いすぎてクラクラした(笑)。「私はあなたの母親ではありません」実子に塩対応の静。でも頬からは涙が。松嶋菜々子さんの凛とした泣き顔、本当にお美しい。
綾華と東郷が離婚して10か月。東郷は別の女性と婚約。綾華は神山と交際中。でも心の中では東郷を忘れられない綾華。神山は、東郷に綾華を支えてやって欲しいと言われたことを打ち明け、綾華は東郷のそばにいるべきだと伝える。また、離婚の本当の理由や東郷の本心を知った綾華は、ラスボス義母に立ち向かう覚悟で東郷とよりを戻す。
最終回だったからかな、義母対元嫁対決がはしょられた感もあったけど、静は最終的に綾華の優しさを理解し、二人と和解。そして新を初めて息子として抱き締めた。「大きくなったわね」。ラスボスから本当の母になった静の変化に泣けました。
そんなこんなで、また結婚式からやり直す綾華と東郷。
みんなから祝福されて幸せそう♥️
二人の真ん中を常にじんどっている愛犬ネギにとりあえず助演俳優賞を差し上げたい。悲しいときも嬉しいときもいつもそばで見守る温かい忠犬の役を好演しました。めちゃくちゃ癒されますた♥️
山田涼介君と橋本環奈ちゃん。
今世紀最高の美男美女夫婦でした。
恥ずかしいくらいの王道展開、嫌いじゃないです‼️
二人のイチャイチャキスシーン、全然嫌らしくなく、少女漫画のワンシーンさながら、ほんとに美しかった。
名場面でした♥️