こんばんは! 双子ママの猫魔ニヤニヤです。

 

 

いや~、遅くなりましたが。。。

 

2024年組の受験生の皆さん、中学受験、大変お疲れさまでした!

 

もうちょっと早く書きたかったんですけどねあせる、、、忙しすぎて、時間も体力もヨユーがなく、今に至りましたニヤニヤ

 

 

そういや、2月7日に『2月の勝者』20巻が出て、繰り上げ合格祭り花火が描かれ、マンガの中の世界でも、ようやく中学受験の結果が出そろいましたね。

〝次集、完結”と書かれてあったので、とうとうマンガも終わるんですね。

新刊が出るのを楽しみにしてきたので、なにやら寂しいような気もしますが・・・

 

 

やはり17巻以降、入試本番の状況が描かれた部分、、、とりわけ不合格をくらった子供の大号泣、各家庭の緊迫した状況、そこから再び子供が立ち上がっていくシーンが心を揺さぶりました。

 

 

猫魔が以前より読んでいる『中学受験版 悪魔の辞典』というものがあるんですが、これは中学受験関係の用語について、思わずクスリと笑ってしまうような説明がつけられているものですが、、、

 

【不合格】・・・次の合格をより劇的にするための演出。

 

という説明に、笑いながら深く首肯してしまいました。

恥ずかしながら、昨年の我が家もまさにこれに当たるイヒと思います。

まあ、今だから平静に、客観的に、そう思えますけどね。渦中にいる際にはそんな気持ちには到底なれないでせう真顔

 

 

 

・・・・・・・・・・・

~猫魔が目撃した2024中学受験~

 

猫魔も、2月頭の入試期間中は、昼の出勤時に、午前入試を終えて移動する受験生親子をたくさん見かけました。

 

日能研のNバッグや、お守りをたくさんつけたリュックを背負った姿に、思わず心の中で「がんばれ!!」と応援せずにはおれませんでした。

 

連日、苦しい戦いだった方もたくさんいらっしゃるでしょう。

 

 

猫魔は、この2月の中学受験の状況は塾の中から見ていました。

今回は何もできなかったのですが、が続いて非常に厳しい状況に追い込まれている生徒さんがいることを知ると、胸が苦しくなったりしていました。

 

 

猫魔は、年末から1月にかけて、6年生の志望校別特訓などの見学をしてきたので、顔と名前を覚えている子もいて、その中の一人、K君という子が、2月1日の午前・午後、2日の午前・午後と全敗していることを知ったときは、顔を思い出せるだけに、より一層、「あの子、大丈夫だろうか」と心配になりました。

 

K君は3日に、憧れのチャレンジ校を受ける予定だった。そのための志望校別特訓だった。

 

どうするのだろうと思っていたら、3日はチャレンジ校の受験をあきらめ、K君はマルを取りにいくためにレベルを下げた学校を受験しました。

 

そして、ようやく合格をとることができた。

 

猫魔はK君が合格を一つとれてホッとしたけど、これで満足はできないだろうな、と思っていたら、そこからK君は、4日、5日、6日まで戦い続けたんです。

 

 

実に11連戦ナイフ

 

 

あのヒョロヒョロした、ひ弱そうな男の子に、そんな体力と気力があったのか。

 

 

昨年、椿ニコと楓照れが受験したとき、4日の午前まで7連戦しましたが、7連戦でも、親も子も体力の限界に近づいており、ぶっ倒れそうでした。

 

 

それなのに、K君は6日まで11連戦。

 

 

その最後まで戦い抜く強靭な精神力、彼が私の想像以上に挑戦し続けたことに、正直、感銘を受けました。

 

 

K君は、3日のマルを底にして、4日、5日と受験校のレベルを徐々に上げていき、全部、マルをとりました。

1日・2日に受けた第一志望・第二志望校はダメだったけど、4日・5日にマルをとった学校もとても良い学校です。

 

これでもう十分だね、、、と猫魔は思っていたので、K君が6日も受験を続けると知って驚きました。

その学校は、偏差値も高いし、とる人数も極わずかであり、合格するのは相当難しいのにと思ったけど、、、彼は受験した。

 

おそらくですけど、、、3日のチャレンジ校の受験をあきらめざるを得なかった、、、その不完全燃焼の気持ちをはらすために受けたのではないか。

 

 

今年の2月5日、6日は大雪で極寒雪の結晶雪の結晶雪の結晶だったじゃないですか。

天候もひどく、心身ともに疲弊しきっている中で挑戦し続けて、頭が下がりましたね。

 

 

結果的に、最後の6日の学校は不合格になりましたが、最後までチャレンジを続けたK君は、非常にすがすがしい様子で中学受験を終えました。

思ったとおりの受験じゃなかったかもしれないけど、やりきったという晴れ晴れした満足感が伝わってきました。

 

 

これを見てね、思ったんですよ。

 

 

最後まであきらめずに受け続けることが、結果に結びつくんだなって。

後半戦だからといってひるむ必要はないんだって。

 

 

いや、すごいことだと思いますよ。前半戦で何度も不合格をくらって、心も体もズタズタのはずです。

そんな中で、4日だけでなく、5日、6日と戦いの場に行ったというだけで「勇者」だと思います。

落ちても落ちても最後まで戦い抜くとか、さらに上を目指して受け続けるとか、ほんとにすごいです。

 

 

受けに行かないと、合格につながらないですからね。

受けたら必ず合格できるわけじゃないけど、、、そもそも受けないと合格のチャンスは生まれない。

 

 

以前、日能研のスポークスマン的な先生が、公開動画の中で「できるだけ2月5日まで戦い続けてほしい。受けないと合格もないから。」って言っていたんですが、それに対して、どこかの保護者が「子供にはそんな体力ありません。そんなひどいことを言う先生だとは思いませんでしたむかっピリピリ」って、ブチ切れコメントしていたのを見たことがあるんですが、、、ただの一般に向けた公開動画なんだから聞き流せばいいのに、なんでこんなところでマジギレしてかみついているのかな、と思いましたけど。。。

 

 

今なら、猫魔もこの動画の先生の言うことについて「そのとおりだよな~」って思うんです。

ただ、お子さんを大事に思う保護者の立場として「腹が立った」という気持ちも理解できます。

この先生が、もう少し本意が分かるように説明していれば、むかつかなかったかもしれませんね。ちょっ言い方が軽々しく、商業的に聞こえちゃったんじゃないでしょうか。イケボ🎤なんですけどねw

 

 

塾の先生は実績のために、各家庭の負担も考えずによけいな戦いに挑ませようとしているのではないか、と疑ってしまうかもしれませんが、、、

 

 

前半戦で不合格をくらった子に、4日も5日も最後まで戦い続けてほしいと思うのは、必ず一つはマルをとらせてあげたいと思うからであって、、、マルを確保できた後もできるだけ上の学校、その子の実力相応以上の学校の合格をとらせてあげたいと思うからであって、、、そして、最後までやり切ったうえで巣立っていってほしいと思うからであって、決して、塾の実績をちょろっとでも増やしたいからではないと思われます。

 

 

まあ、受験生の心と体がもたなければ、必ずしも従う必要はありませんけれども、、、もうこれ以上、子供の✖を見たくないからなどと、親の気持ちが先に負けてしまうのはアカンかなとも思いました。

 

 

誰でも、「✖」「✖」「✖」・・・などと見せ続けられたら、我が子を否定されたような気持ちになって、深く傷つき、もう挑戦すること自体が怖くなってきますよね。

それでも、子供の気持ちを奮い立たせて、受けに行かせることができれば、、、合格を得られる可能性が出てきます。

 

 

不合格続きのときは、子供の気持ちを奮い立たせる役目は塾の先生を頼るのがいいでしょう。

今回、猫魔は、塾の中でその様子も見ていました。

塾の先生は、合格実績は大事ですけど、合格者の対応はどうでもよく、不合格になった子のフォローに全精力をかけていました。

 

 

不合格のショックで落ち込んでしまった子に対して叱咤激励して気持ちを切り替えさせたり、塾に来させて翌日の入試に向けた突貫工事の猛特訓をしたり、保護者の相談に乗って適切な受験校の提案をしたり、連日連夜、ギリギリまで懸命なフォローを続け、苦しいところからでも合格に押し込んでいくのを目の当たりにしました。

なんとしてでも合格を勝ち取らせてやるという、そのプロ魂には敬服を覚えましたし、それにこたえて頑張り続ける子ども達にも感銘を受けました。

 

 

ただ、今回、(猫魔は正確な全貌をまだ知らないのですが)おそらく、、、ごく少数ですが、2月全落ちの人がいたんじゃないかな。。。

 

 

そのうちの1名は、2月1日~5日まで、御三家・難関校しか受けておらず、✖続きでも、一向に受験校のレベルを下げないので、親の方針かなと思いました。

そういうラインナップなので、きっと成績も良かった子なんでしょう。

 

知らないご家庭なのでなんとも言えませんが、猫魔は内心、「なんで午後受験を活用しないんだ」「難関校しか受けないって、どんだけ頑ななんだよ」「ここまで落ちていたら、いったんレベルを下げてマルをとらせてあげろよ」とハラハラしながら心の中で思っていました。

たぶん、最後まで言うことを聞かなかった。

ただただ、最難関校・難関校しか受けずに全落ちしたと思われます。

 

 

もう1名は、成績は中堅層だと思われますが、大学付属系を受け続けて、落ち続け、後半戦でいったんマルをとるために受験校のレベルを下げたものの、本人の気持ちが逃げモードになり、当事者意識がないままで、絶対にマルをとるべきところで、またもや不合格、下げ止まらなかった。

一つでもマルをとらせたいと説得を続けるも、本人も親ももう気持ちここにあらずで、終了。

 

 

こういっちゃなんですけど、、、全落ちしたと思われるご家庭は、苦境になった際に塾の先生とのやりとりをきちんとせず、音信不通になったりして家庭内にこもってしまったかんじがします。

 

 

 

あと、印象に残った話としては、、、

 

 

前回の記事で、「合格した後、入学手続を忘れるな!!」て書いたじゃないですか。

 

 

いましたよ、、、忘れたご家庭。。。OMG(オーマイガッッ)!!魂

 

 

「○○中学に進学します」と聞いていたご家庭です。

それが6日にもなってから、「〇〇中学への入学手続がちゃんとできていませんでした!」「今から都内で受験できる学校はありませんか!」と連絡してきたんです。

 

 

え!! マジ!? 今日、もう6日だよ!!ガーン

 

 

って、横で聞いていた猫魔も顔が白くなりましたよ。

 

 

娘さんは、このままでは、親のアンポンタンなミスのせいで、入学権利が残っている遠方の地方校に、親元を離れて行くしか選択肢がないことに。。。

 

 

猫魔がその娘だったら、親に激ギレして、心底、恨みますよ。

「オマエのアホすぎるミスのせいで、ワシの人生、どうしてくれるんじゃ!!」って。

 

 

しかし、この子はえらかった。

 

 

親のことを責めたり、落ち込んだり、動揺したりせず、急遽、6日に入試がある都内の難関校を受験しに行きました。

 

 

倍率10倍以上のめちゃくちゃ狭き門だったと思います。

 

 

 

なんと、マルをとってきました!!!

 

 

入学手続をミスった学校よりも、断然、偏差値が上の難関校ですよ。

 

 

いや、ほんとにすごい。雄たけびをあげたくなるような快挙ですね。

 

 

親御さん、娘さんの頑張りに救われましたね~。。。

 

 

 

猫魔は、ほんの一部の目撃談しか書いていませんが、、、それぞれのご家庭で、たくさんの悲喜こもごもがあったでしょうね。

中学受験が終わったとはいえ、親御さんが様々な思いを消化するには、もうしばらく時間がかかるんじゃないでしょうか。

 

 

2月中は、制服採寸だの新入生オリエンテーションだの行事も続いたでしょうしね、入学に向けたいろんな準備が必要なので、なかなか落ち着きませんよね。

猫魔も、昨年、ニコ照れの入試期間中に被った多大な疲労が消え去るのに2月いっぱいかかったかな(笑)

 

 

その後も、、、受験勉強の伴走支援という、大きな負担が消えたのに、今度は、「中学に入ったら、仲の良いお友達ができるだろうか」「学校生活に順応できるだろうか」「英語や数学の勉強は大丈夫だろうか」「中間テストとか、学年順位は何位くらいになるのだろうか」などと心配してしまったりと、、、いやいや心配は尽きませんなあ。

 

 

猫魔が、「ああ、もう大丈夫だ」と完全に肩の荷がおりるまで、中1の1学期中くらいかかりましたかねw

今では、なーんの心配もしていませんけどね。

 

 

もうすぐ、ニコ照れの中学1年の一年間が終わります。

 

照れは、「もう、パイセン(先輩)になるんだ! ど~しよ~」「新入生になる子たちを見たけど、みんな楓より大きかった!!!」などと言ってましたニヤニヤw

 

 

 

・・・・・・・・・・・・・・

中学受験が終わって2週間ほどですが、空も明るくなって、気温も上がり、急に春めいてきましたね。

お子さんのほうは、小学校生活に戻り、塾通いや受験勉強から解放されて、自由を満喫中音譜でしょうか。

 

あんなに暗い寒空だったのに、今ではこの空の明るさよ

何か一つのことが終わって、次のステージに移り変わっていくことを感じさせますね。

 

 

早く終わってくれと願った中学受験。

ようやく終わった中学受験。

でも、本当に終わった今、なにやら寂しさを感じていらっしゃるかもしれない。

 

 

 

椿ニコと楓照れが通うB中学では、高校生の方が入試本番の手伝いをされていたそうですが、その生徒さんたちが、「ギリギリまで問題集を見ている小学生の真剣な姿に感動した。」「保護者と受験生が別れるところで、保護者の方が心配そうな表情で受験生を見送っているのを見て、自分は覚えていないけど、自分の親もこんな気持ちだったのかなと思った。」との感想を言っていたそうです。

 

 

猫魔も、小学生だった椿ニコと楓照れが入試本番に向かったときのあの真剣な顔をいつまでも忘れない。

 

 

 

2024組の皆さん、十分、消化するまで浸ってくださいね。

本当にお疲れさまでした。