こんにちは! 双子ママの猫魔です。
今日は、予想偏差値表について。
(ただの個人的な雑感です)
中学受験塾が定期的に出す予想偏差値表の数字って怖いね~って思って
日能研でいうと、予想R4一覧(=合格可能性80%)というやつです。
塾が仮置きした数字なのに、あの数字が、学校の序列に見えてしまう。。。
じーっと一覧を眺めていると、「あっちのほうが上か~、こっちほうが下か~」、「あっちのほうが難しいのかな~、こっちのほうが難しいのかな~」などと、迷える子羊に。
学校本体ではなく、数字を見ている状態。。。
で、たいていの方は、たぶん、数年分の推移までは見てなくて、直近のヤツをメインに見ますよね。
今の受験生の親御さんの世代が、「30年前の序列とは全然違いすぎるわ~!!」とビックリ仰天する、という話はよく目にするので、話としてはご存じの方も多いかなと思います。
猫魔は、以前、ネット上で、約30年前のR4偏差値表がアップされていたのを興味本位で見たところ、何校か、驚くべき変化をとげている学校がありました。
ビックリ仰天するのは、以下の2つのパターン。
①昔、めちゃくちゃ低い偏差値だったのに、現在は、60オーバーの難関校になっている学校(偏差値爆上げ)
②昔、60オーバーの難関校だったのに、現在は、めちゃくちゃ低い偏差値になっている学校(偏差値爆下げ)
~②のパターンのG中学~
2023入試では、椿と楓が2月1日、2日で全敗したため、日能研の先生のアドバイスで、2月3日にマルをとりにいくための安全校として、E中学とF中学を受けることになりました。
そして、そこがとれたら、予定どおり、2月4日は志望校のB中学を受験、万一とれなかったら、B中学ではなく「G中学」を受けることを勧められたんです。
そのとき、猫魔はR4偏差値表上のG中学を見つめつつ、4日に志望校のB中学を受験できずに、どんどん下がっていくことなんて、考えたくもないと思いました。
(結局、3日にE中学とF中学の2校に合格したため、4日は予定どおりB中学を受験し、G中学は受けませんでした。)
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話がちょっととびますが、猫魔の職場では職員名簿があり、そこには、出身大学・学部だけでなく、出身高校名まで書かれており、誰がどこの出身かが丸見えなんです。
それを見ると、男女ともに私立の難関校名がズラリと並んでおり、上位クラスの子供の第一志望校ラインナップか??というかんじで笑えてくるくらいです。(まれに公立組もいますが)
出身大学名は、東大・京大、早慶が多数を占めるため、見ても特段の感慨は起きず、逆に、出身高校名のほうを見て、「みんな、そろいもそろって中学受験を突破してきたんだな~」「アイツ、子供の頃、賢かったのか~!!」と驚いたりします。
最終学歴ではなく、出身高校名のほうに敬意(笑)を示してしまうというか。。。
猫魔も、椿と楓の中学受験を経験した今では、男子・女子ともに、東京の難関校名が頭にインプットされ、その難しさを理解するに至ったので。。。
(あ、世間一般では、中学・高校名なんかより、最終学歴のほうが重要に決まってます)
で、同僚にMさんという女性(東大法卒)がいるんですが、彼女の出身高校名を見たら、前述した「G中学」の高校である「G高校」になっていたんです。
猫魔は、Mさんはめちゃ優秀な女性だから、きっと中学・高校も難関校出身だろうと思っていたのに、「なんで、こんな偏差値が低い学校に行ってたんだろう」、「ここは、日能研から、3日の安全校も落としたワーストシナリオの場合に受験を勧められた学校なんだけど」と、不思議に思いました。
で、もしかして・・・と思い、例の約30年前のR4偏差値表を見たところ、、、当時、G中学は偏差値60オーバーの難関校だったんです。
それを知って、「なるほど~!!」と合点がいきました。それなら、Mさんが行っててもおかしくないわ、って。
でも、現在は、偏差値40半ばくらいなんですよ。
(よくは知りませんが)G中学は校風が厳しすぎることもマイナス要因になったのかな?
猫魔の関西の出身校も、「厳しすぎ」、「学校生活が楽しくない」、「今の人にウケない」っていうような戦前の道場みたいな学校で、たぶん、それも一要因になって偏差値が凋落していますしね。
まあ、それでも、30年もの月日が経てば、大きな変動・栄枯盛衰もやむを得ない、と思えますが、ここ2~3年でも、R4予想偏差値がぐんぐん変わっていることに驚きます。
椿と楓が小学校低学年の頃(2017年~)と比べても、すごく変わっているじゃん
コロナ以降(2020年~)でも、すごく変わっている!!
今の高校3年生の親御さんは、R4偏差値表の学校群の分布図に、別の印象を持っているはずだ。
現在のR4を見たら、「えっ 〇〇中学も△△中学も、なんでこんなに上がってるの!?」と思うんじゃないかな。
2~3年前なら、偏差値50近辺で入りやすそうだった複数の学校が、55オーバーに上がったりして、入るのが難しい学校になってしまっている。見える景色が全然違う。
たった、2~3年で。恐ろしいデスネ。。。
受験生宅からしたら、損した気分になりますよね~。
え~、ちょっと前なら楽に入れたのに、なんで、今は入れないの~!!って。
共学化、グローバル教育、ICT教育、大学進学実績上昇、広報が上手、目新しい改革・ネタを発表(新校舎、大学推薦枠拡大など)といった学校が、ここ2~3年でも、ぐいぐい偏差値が伸びましたね。
「人気」っていうやつは恐ろしい。
人気が出ると、学校の本来の「格付け」を超えて、偏差値が急激に上がってしまう。
この間まで、ボリュームゾーンの子でも入れたじゃないですか~、いつからそんなに敷居の高い学校になったんですか、って。
2024入試でも、合判テストなどの志望者数の推移で、人気が上がりそうな学校は要注意だと思います。
そういう学校を第一志望校や併願校とするなら、自分の持ち偏差値がR4を満たしていたとしても、油断せずに、しっかりと過去問対策をし、どの回の入試を受けるか検討し、さらに、万一の場合に備えて、人気が落ち着いていて、安定推移している安全校も用意しておくほうが安心かなと。
超極端な例でいうと、2023入試で炎上した芝国際なんて、昨年12月の予想R4では、予想偏差値45をつけられてたじゃないですか(共学化後の初めての入試で、過去実績がないのであくまで、ホントに仮予想値でしたが)。
45って聞くと、楽そうに聞こえますよね。それで、返り討ちに合う危険も。
芝国際は、学校側の対応もまずかったようですが、ほとんどが落ちましたよね。
2024入試の予想R4は55にまで、10もつり上がっているじゃないですか。
これは極端すぎる例ですが、予想R4を信じすぎて(偏差値45なら大丈夫だと思って)エライ目にあったお宅はたまりません。一生に一度しかない中学受験ですからね。
だから、人気は怖い。1回あたりの入試でとる人数がすごく少ない学校も怖い。
偏差値では読めない。
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それから、子供の持ち偏差値って、一般的には、6年生の平均偏差値(もしくは6年生後半の平均偏差値)のことを言うようですが、親としては、6年生で一番良かった偏差値を子供の実力(これくらいの力は出せるんだ)と思いたくなりますよね。
もっと上を狙えるんじゃないかと期待値が上がってしまう。
でも、子供の偏差値にブレがあるなら、一番低かったときの偏差値でも行ける学校も手駒として持っていたおいたほうがいいだろうと思われます。
あと、直近の偏差値はどうだったのか、ということも考慮が必要かなと。年末にかけて下がり基調なら、平均偏差値で見ても、昔にとった良い数字で引き上げているだけなので。。。
6年後期は、前期とは様相が変わってきて、年末にかけてみんな必死に頑張るから、自分も頑張っているにも関わらず、以前よりも偏差値が下がっていくこともあると思います。
みんな、入試当日まで学力は現在進行形、というのはその通りかなと。
ず~っと真面目にやってきてても、入試当日、小細工がきく子に数点で負けて涙をのむ、という例も多いんじゃないかな。。。
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それにしても、なんで、こんなに予想R4がインフレしているのか。
2022→2023でも、中堅層(ボリュームゾーン)には厳しくなると言われていましたが、さらに、2023→2024でも予想R4はインフレ気味。
どうなってるのか~。やはり、受験する子供が多くなっているせいなのかな。
特に男子は、総受け入れ枠よりも総受験者数のほうが上回っているので、厳しいらしいですね。
ところで、椿と楓が通っていた小学校は、中学受験率が高く、近くのサピックスや日能研に通塾していた人が多かったんですが、びっくりするくらい、最難関・難関校に合格している男子が多かったんです。
筑駒、開成、麻布、栄光学園、聖光学院、渋谷渋谷、渋谷幕張、市川とか、そんなかんじ。
楓のお友達のR君が、聖光学院に進学したんですが、彼は、椿楓が落ちたA中学も受験して合格していたそうで(彼にとっては併願校でしょうが)、それを聞くと、猫魔は、
聖光学院に受かるくせに、偏差値50後半のA中学まで下りてくんなよー!!!!
中堅上位校は、中堅層が第一志望校としているんだ!!
偏差値60後半のヤツが、中堅層の本丸を荒らしにくるな!!
上位層は上位層同士で戦ってくれ!!
って、思ってしまった。。。
彼と、うちの不肖のとでは、男子と女子の違いがあるので、明確なライバルではなかったですが。。。
まあ、ただの心の中の叫びです。
ちょっと長くなってきたので、いったん切りまーす
雑感にすぎませんが、その②へつづく!