【アーティスト名】 レフュジー(Refugee)
【アルバム名】 ライブ・イン・コンサート・ニューキャッスル・シティ・ホール1974 (Live in Concert – Newcastle City Hall 1974)
【発売年】 2007年(平成19年)
【ジャンル】 プログレッシブ・ロック
【国】 イギリス
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【3行レビュー】
きのうも取り上げたレフュジーは、パトリック・モラーツがYesに加入するためアルバム1枚で解散した。30年以上の時を経て、ブライアン・デヴィソン(ドラムス)が所有していたライブ録音のテープをCD化し2007年に発売されたのが、今日取り上げたライブ・イン・コンサート~(長いのであと省略)である。
そんな経緯での発売なので、こもった音だったり楽器の音量バランスが悪かったり音が歪んでいたり、音質は非常に悪く、せいぜい質の良いブートレッグ程度である。
しかし、オイラは『多重録音で実現しているキーボードオーケストレーションをライブではどのように再現していたのだろうか?』とずーと疑問だったので、このライブ盤を興味深く聴いたのであった。
パトリック・モラーツは、チック・コリアばりにピッチベンド奏法を多用し、ジャズというかフュージョンっぽいプレイが特徴である。
ピッチベンドホイールを回すと音程が上下する
キーボードは、右手でメロディー、左手で伴奏のように、2つのパートを同時に演奏可能である。しかし、ピッチベンド奏法だとベンドホイール操作のために左手がふさがって、一つのパートしか演奏できず、貧弱なサウンドになってしまう。
この音の薄さをどう対処しているのかってーのは、オルガンなどで弾いた和音をサスティンペダルで保持、その上でピッチベンド奏法のシンセが乗っかる、という形で対処している。
また、ポルタメントが効いた音色であたかもピッチベンド奏法のように演奏したり、スタジオ盤とは大胆に変更した音色で演奏する場面もある。これらの工夫により、さほど貧弱なサウンドではない。
特に、18分を超える大曲のグランドキャニオン(クリックで再生)はライブならではの迫力(キレている)もあって、スタジオ盤よりも良いと思う。
しかし、リー・ジャクソン(ベース&ボーカル)のボーカルはカエルを踏み潰したような声でオイラは苦手だし、良いこと書いてあるのを見たことがない。このCDだと、ライブだということで、更に張り切ってがなってるように聞こえる。ボーカルスタイルと音楽性が合わないのかもしれない。よくワカランが、ジェームス・ブラウンみたいなソウルミュージックだと合うような気もしないでもない。
【評価】 3
※.この評価は単にオイラの好みによる評価であり、客観性を全く考慮しないものです。
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