【アーティスト名】 イエス (Yes)
【アルバム名】 ドラマ (Drama)
【発売年】 1980年(昭和55年)
【ジャンル】 プログレッシブ・ロック
【国】 イギリス
【3行レビュー】
バンドの精神的支柱であるジョン・アンダーソンと人気キーボーディストのリック・ウェイクマンが脱退し、同じ事務所に所属していたバグルスのトレヴァー・ホーンとジェフ・ダウンズを引き入れて作成したアルバム。山口達也とあと一人誰かが脱退したTOKIOにKinKi Kidsを加入させるようなものだろう(ホントかよ)。
ちなみに、バグルスってーのはあの有名な『ラジオスターの悲劇』のバグルスのことで、Yesのこと知らない人でもこの曲は知っていると思われる。分からなかったらここクリックして聴いてみてね。
テクニカルで凝った構成の曲が並び、Yesに対して持っているイメージに近いサウンドであまり違和感は感じない。思想性は弱いけど、前作『トーマト』の子供っぽさはなく、むしろそちらよりも良い。脱退しなかったベースのクリス・スクワイア、ギターのスティーブ・ハウ、ドラムのアラン・ホワイトがひさびさに生き生きとプレイしているようにも感じられる。
ボーカルは一瞬声質が似ているが、やっぱりジョン・アンダーソンほどの深みはない。しかし、時代にはこっちのほうが合っているようにも思える。
キーボードはProphet-5等新しい機材を使ったサウンドで、古臭くて装飾過剰のリック・ウェイクマンよりもはるかに良い。ジェフリー・ダウンズってそれほど好きじゃないんだけど、この後結成されるASIAを含めてこのアルバムでのプレイがベストだと思う。
んなわけでYesはスッキリとしたモダンなサウンドに生まれ変わったのだけど、ライブではジョン・アンダーソンがボーカルじゃないのでトレヴァー・ホーンに対して観客から「ひっこめ~」とヤジを飛ばさた。そのトラウマが脱退の一因となり、当作のみでこのラインナップは崩壊、YESは一旦解散する。
以下のYouTube動画で演奏されているのは、当アルバム『ドラマ』に収録された2曲である。口パクならぬマイム演奏であるが、ジェフリー・ダウンズの使用するキーボードが分かったり、スティーブ・ハウがギターをとっかえひっかえが見れたり、かなり面白いしカッコいいのだ。
【評価】 6
※.この評価は単にオイラの好みによる評価であり、客観性を全く考慮しないものです。
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