レッド・ツェッペリンのアルバムレビューの途中ですが、そればっかりだとあきるのでチョロチョロ他のを入れていこうと思います。

 

【アーティスト名】 エマーソン・レイク&パーマー (Emerson, Lake & Palmer)
【アルバム名】 エマーソン・レイク&パーマー (Emerson, Lake & Palmer)

【発売年】 1970年(昭和45年)
【ジャンル】 プログレッシブ・ロック
【国】 イギリス
ここをクリックすると全曲聴けます。

【3行レビュー】

 1stアルバム。ELPは、キース・エマーソンがELP結成前に在籍していたザ・ナイスとバンド編成が同一で、音楽性にも共通する部分が多いが、各パートの音の存在感や強さが全然違う!と一聴して感じられる。しかし、バントとしてのコンビネーションは(こんなスゴいのに)まだ十分に確立されていなくて『大噴火前エネルギー蓄積臨界点直前』ってな感じがする(そんでもって爆発するのは次作のタルカス)。

 

んなわけで各メンバーの色合いが強い曲が多く、バンドのまとまりが感じられる曲は『未開人』『ナイフ・エッジ』くらいだと思う。
 『石をとれ』はグレッグ・レイクの個性が強く、レイクが以前在籍したキング・クリムゾンと共通する冷たさがある。
 『運命の三人の女神』は作曲にすごく手間と気合が入った曲だと思う。こんなのファーストアルバムから収録しちゃうなんてキース・エマーソンが結成前から温めていた曲なんだかねぇ?しかし、ライブで演奏したのを聴いたことがない。パイプオルガン使っているからライブじゃあできないのかも。
 『タンク』のドラムソロは、カール・パーマーが在籍したアトミック・ルースターのDecline And Fallのドラムソロと似た部分が多い。これ以降ASIAとかでもずーとこんなようなドラムソロやってるので、たぶんワンパターンなのだ(がしかし、たぶんそこが良いのだ)。

 『ラッキーマン』は、短いAメロBメロで構成された1コーラスを何回も繰り返す単純な曲だと思うけど、何故ライブで演奏するとあんなにウケるのかよく分からない。この曲何回聴いたかわからない(たぶん1000回は超える)けど、三拍子だってーのはこれ書いていて今初めて気がついた(えええええっ!)
 

 オイラは『バンドの歴史が順風満帆ではなくイバラの道となることへの覚悟』が他のELPのアルバムにない重さ・暗さで現れている様に思えるけど、それは現在バンドの歴史を俯瞰している(ELPのEとLが死んじゃったから再結成はない)からそう感じるんだろうねぇ。

 

【評価】 7

※.この評価は単にオイラの好みによる評価であり、客観性を全く考慮しないものです。

 

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