どうもペトロマックス純正のグラファイトパッキンは単体での販売はしてないみたい。

 

こんな消耗部品の単品販売をしないとは・・・。HK500など現行品の消耗部品は供給してもらいたいものだが。。。

 

おそらくドイツでは部品の販売はあるだろうけど、輸入代理店、販売店のスター商事やファロスストアが頑張ってくれないと、今後メンテナンスに差し障りが出るだろう。。。グラファイトパッキン1つのためにバルブアッセンブリー丸ごとは買えないし。

 

その点コールマン・ジャパンはプライベーターのメンテナンス力が高く、アフターパーツの裾野が出来上がっているから、少なくとも現行品の消耗品については心配しなくてよさそう。

 

某個人売買で、自称ペトロマックス純正のグラファイトパッキンを入手したのでサイズ確認をしてみよう。

 

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すでに見た目からして大きさが違う。

コールマンのグラファイトパッキンはペトロマックスには使えない。

大きさを見る前は誰でも一度は流用を考えるだろうけど。さすがに無理ね。


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外径も違うのでまったくダメね。

グラファイトパッキンは炭素繊維と鉛を練り込んだものと聞いたが、誰か自作してくれないかな。

石膏で型を取って釣具屋さんで売ってる重りの鉛を熔かして流し込むと。炭素繊維はどうするかな。。。


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バルブのロッドに刺さる内径が同じなら、コールマンの外側を削ればいいけど。。。

内径もぜんぜん違うね。


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バルブホイールをはずしキャップナットを取った。

前回の9時間耐久燃焼試験で水道用ゴムパッキンはどうなったか。

グラファイトパッキンの代替になるだろうか。

 

多少硬くなってるか。燃焼中、燃料漏れはなかったが数ヶ月の使用でどうなるかだ。。。


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ペトロマックス純正と思しきグラファイトパッキンの内径が4.25mmなので、内径3.8のゴムパッキンではロッドがきつくてバルブホイールが回し辛い。

 

ひとつサイズを上げてみようと思い4.8mmをつけてみた。外径がキャップナットに収まらず断念。。。少し窮屈だが3.8mmでいくしかなさそう。


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水道用パッキンなので耐油、耐熱ではないだろうと思っていたら、袋の裏を見ると。。。

 

ニトリルゴム、NBRゴムと書いてある。適用温度が80℃までなのは、やはり水道用だからか。MonotaROで買えるニトリルゴムシートは耐熱100℃×70時間というのがあった。

キャップナットの部分はかなり高温になるから、内部は80℃以上になってるだろう。どこまでもつか。。。

 

注意!のところに「石油への使用はさけてください」とある。でもこれしか無いからしょうがない。


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新しい3.8mmのゴムパッキンを2つともキャップナットにセット。トヨタ純正のマルチパーパス3のグリスを薄く塗って。

 

今日は火入れをする予定じゃなかったのでアルコールを持ってこなかった。よって余熱バーナーを使ってみよう。

 

ほんの数秒だけバーナーを点火。アンカーのマントルを空焼き。火が回るのを待っていたら意外と時間がかかる。


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空焼きが終わったら再びバーナーに点火。

やはりジェネレーターに火が向かってないような気がする。どこを温めているのだろう。それともジェネレーターには直火をあてないようにしているのか。

しかし激しいやつよ。


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時計で90秒を確認してバルブホイールを下向きに。

きれいに点灯した。ペトロマックスの点灯にも慣れてきた。コールマンより気を使うし余熱も時間がかかるけど、まあまあストレス無く点灯する。ポンピングもそれほど回数は多くないし。ポンプカップが新品だからだろうか。

 

キャップナットのゴムパッキンも圧漏れ、燃料漏れは無い。あの水道パッキンに耐久性があればよい消耗品になる。ホームセンターで買えてしかも120円だし。1シーズン、3ヶ月もってくれればグラファイトパッキンの代わりに充分なるのでは。

 

ナイス燃焼。絶好調。


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これでペトロマックス、コールマン247、237のメンテナンスはひと区切りかな。

ようやくオプティマス200Pにかかれるか。