5:20起床。コロナ4回目ワクチンの副反応による体調不良は概ねなくなった感じだ。妻はまだ、調子に乗っていつも通りの行動をするとめまいがでるようだ。

 ちょうど通勤時間帯に、妻の通院介護で医療センターに出かける。車を使って通常であれば15分くらいしかかからないところが40分もかかった。甲州街道、高尾街道、町田街道がぶつかる交差点に、9時から10分ほど防災の日に因んで交通規制を行うと看板が出ていた。当日に気づくのも間抜けだけれど、偶々この時間帯を避けることができてよかった。

 妻が検査の間、アゴタ・クリストフの「どちらでもいい」を読みながら通路に並べられた椅子でじっと待つ。何が言いたいのかわからない短編集だ。でもついつい読んでしまう。解説にモノクロームな文章との言葉に100%納得する。

 通路を看護師が押すベッドが行ったり来たり。ベッドの中には一様にぐったりとした老人が横たわっている。遠くない未来の自分だ。こちらはモノクロームな景色だ。

 日中の数時間だけ晴れ間もみえていたものの、台風11号の影響で昼過ぎからずっと雨が降り続く。八王子としては大雨だ。カミナリも鳴っている。防災の日にもってこいの日となった。

 昼は「のの花弁当」夕はパンとビーフシチュー。