毎日書くのは自分には困難だと最近やっと自覚する。

 夜になって雷が激しくなって、家のすぐ近くに一発落ちた。久しぶりの衝撃だ。でも家の中にいたので大きな音に驚いただけですんだ。

 中学1年生の夏休みに、クラブ活動でテニスコートに立っていた時、雷が僕のすぐ近くに落ちて、真っ白に光り輝く空間の中心に包まれるような感覚に晒されたことがある。まだ恐怖というものに愚鈍だったことが幸いして、現実に戻った時、上級生に嬉々としてびっくりしたことなどを話していたことを思い出す。

 地震雷火事おやじというのは死語だろうな。もっとも僕には子どもがいないので、親父にはなれなかった。子どもはそんなに好きじゃないので居なくてよかったんだと思う。犬は三匹飼ったけど、あまり可愛がる性格ではないことがわかった。犬を飼ったことで、自分の心が幼稚なことを力一杯自覚した。