東京への帰途にて
 実家からバスに乗って下関駅にきて改札を抜けると、やたらと学生が塊になってガヤガヤしていた。そして彼らは九州方面行のホーム上り口を塞いでいる。めんどくさいなと思いつつ通り抜けようとしたところ、下関~門司が車両故障で復旧までに2時間以上かかるとアナウンスが流れてきた。
 有人改札前には学生が50人以上並んでいる。
 Suicaで改札にはいったので、入場料金を取られるけど、他の交通手段で小倉まで行く算段をしないといけないのでとりあえず改札を出ようと自動改札をタッチしたところダメだとの表示。東日本で大丈夫だから西日本でも大丈夫だと思ってはいけない。改札を出るためには行列の最後に並ぶしかない。
 どうやら行列は学生達に遅延証明書を配るだけなのにやたらと時間がかかっている。わしは改札を出たいだけなのに捌けない列に並ばないといけない。でも学生たちはヘラヘラ楽しそうにおしゃべりをしながら並んでいる。東京だったらどこかのオッサンが怒号を発するところだけど、怒号を発するじいさんになりたくなかったので、静かに順番を待った。
 山陽本線は通常運転ができているので、新下関駅まで在来線に乗って、そこから新幹線に乗ろうと考えたのだけれど、新下関駅に向かう在来線の電車が40分近くないというのでタクシーで新下関駅まで向かうことにした。
 滅多に乗らないこだまに乗った。新下関駅にはこだましかとまらない。シートが普通席なのにグリーン席のようだ。ひとまずこだまで広島まで行き、広島からのぞみに乗り換える。こだまはのぞみの倍の時間がかかる。