あまりに急激な空気の温度上昇に、身体の毛穴がまだ十分に開く準備ができていないものだから、今日は外出を控えて読書三昧とした。といっても一冊の本を読んだだけだ。

 「惑星」(片山令子)

 詩人。すばらしい感受性を与えられた人だ。とてもあんな表現は思い浮かばない。感性だけは努力でどうにかなるものではないように思う。読後にはデヴィッド・ボウイを聴く。ジギー・スターダストは大好きな曲だ。


 おとなしく家で2冊目を読んでいればよかったものを、図書館に予約確保してもらっている本の1冊が、今日取りに行かないと流れてしまうことを思い出し、自転車で片道5km、往復10kmの道程を走ってきた。沿道のどこかの建物に取り付けられている温度計は40℃を表示している。気象庁の正式アナウンスは38℃。

 そろそろテレビの中の人によって、熱中症のニュースがあちらこちらで流されることだろう。