来週から実家に帰省することになった。コロナのせいだと思うのだけれど、駅員による発券業務とKIOSKが軒並み中央線沿線駅から消えた。ふとここは赤字ローカル路線かと勘違いすることさえある。そんなこともあり、不本意ながらJR東日本のスマホアプリ「えきねっと」を使ってチケットを購入してみることにした。帰省先は九州であるため、JR東日本管内はほんの僅かしか含まれない。ほんの少し不安に思いながらも同じJRグループだから大丈夫に違いないと期待感をもって色々といじりたおしてみたものの、JR東日本管内の最寄駅さえも入力できない。ましてやJR九州管内の駅などもってのほかである。

 どうやらこのアプリはJR東日本管内の特急列車、新幹線が停まる駅しか検索候補にあがらない。ようするにJR東日本管内の新幹線、特急列車の特急券だけしか予約できないクソアプリであることがわかった。乗車券はSUICA利用が前提になっているようだ。

 試しに「えきねっと」のブラウザ版をPCから使ってみた。スマホ版では入力できなかった中央線特急列車の停まらない最寄駅も、九州の駅も検索候補に表示され、JR東日本が出発地であればJR九州でも四国でも日本海沿いのマイナーな駅までだって乗車券を購入できて、特急券指定席の予約もできる。

 ブラウザ版「えきねっと」から、帰省に必要な往復乗車券、新幹線指定席を予約購入して、スマホアプリ「えきねっと」にログインしたところ、ブラウザ版で予約した内容がちゃっかりと表示されている。そして最寄駅で発券するためのQRコードもある。

 最寄駅に出かけて、発売機にQRコードをかざすと、ものの10秒もかからず予約購入した乗車券、特急券が発券された。たいしたものだと思いつつも、できることならスマホですべてを完結できるようにしてもらいたいものだ。どうりでアプリの評価が低かったはずだ。

追記:設定に「ブラウザ版」というのがあり、そちらをタップするとスマホで完結します。