6月10日は時の記念日だ。と、断定したが実は知らなかった。フォローしているある方のブログを読んで知った。時の記念日は記念日であって祝日ではないらしい。そして毎年6月10日が時の記念日だ。記念日だから日付が前後するとそれは笑いものになってしまう。どのような経緯で定まったとか、どのような意味があるかとかはWikiに詳しく載っている。

 時間とはなんだろうと考えるときがあるけれど、考えれば考えるほど生きているのが虚しくなってくるので、なるべく頭にこの思考を浮かべないようにしている。けれども「時の記念日」であることを知った以上、今日はついつい考えてしまう。

 今この瞬間の現在、過ぎてしまった過去、これから過ぎていくであろう未来はすべて時間という軸の上に乗っていると考える人がほとんどだろうと思う。時間で物事を考えると、過去は無限にあって、未来も無限にあって、そうすると自分がいる今この瞬間はなんなんだと考えてしまう。「瞬間」と考えるからあたかも有限のように感じてしまうかもしれないけれど、無限と無限の間の100年そこそこは無ではないのか・・・。このように考えるから虚しくなるんだけれど、生きとし生けるものの時間tを関数f(t)とした場合、f(t)は一体何になるのかというところに微かな希望を持ってなんとか生きている。時間軸の微分的な瞬間、瞬間に、なんらかのボリュウムが必ずあるはずではないかと思うのである。そうでなければ、存在している意味がわからない。

 なんてことをまるで精神異常者のごとくグジグジと考えてしまうから時間のことは考えないことにしている。

 今日は時の記念日です。時間を大切にしましょう。この一瞬を無駄にしないようにしましょう。なんてことは心に響かないひねくれ者です。でも実生活では真摯に生きているんですよ。ほんとうです。