ハイキングに備えて、毎朝の散歩で裏高尾から高尾山に登るルートのひとつ、蛇滝道の水行道場まで、未だふーふー息を切らせながら舗装された坂道を上がっている。途中にはいくつかお地蔵さんがあり、そこでは必ず立ち止まって手を合わせるようにしている。





 そもそも信仰心など生まれてこのかたほとんど持ったことはないのだけれど、よる歳並み故、毎年のように届く同級生の訃報に、少しでも自分に対する慰みになればと思い、しばし立ち止まっては頭をさげているだけのことである。

 散歩なのでいつもは運動靴にタオルを持って家を出るのだけど、たまたま昨日は早く朝食を済ませたこともあり、高尾山健康登山の証をもらってこようと、山靴を履いて水筒と100円を持って出かけた。

 蛇滝登山道入口付近にある特養辺りを7:50頃に通過し、11丁目茶屋の到着が8:40。たった50分だけれど、ずっと上りの九十九折でそこそこ疲れる。ハイキング同好会の山行きのように、リーダーが先頭を歩きそして賑やかしいご婦人たちといっしょのときだったら疲れなど感じない程度の強度だ。ソロ歩きはメンタルの弱い自分には不向きなんだろう。







 11丁目茶屋から御朱印のもらえる薬王院まで約15分くらい。やっと8個溜まった。本当はもっと登っているんだけど御朱印帳を忘れたり、薬王院を通らなかったりするものだから実際の半分くらいしか押してもらっていない。









 10:00にかみさんを買い物に連れて行く約束をしていたので、大急ぎで1号路を下った。歳をとると明らかに下りが辛い。一見スイスイと歩いているようにみえても、大腿四頭筋は悲鳴をあげている。