『人の言葉』
『人の動き』

僕はそれで大体、相手の気持ちがわかってしまう。

普通の人間なら気にもとめない言動も、僕にとっては致命傷だ。

完全なる疑心暗鬼。

それが事実無根ならばそれでいいのだが、23年生きてきた経験上、十中八九当たっている。

人間という生き物は、人の気持ちを100%知ることが出来ないから上手く付き合っていけるのだと思う。

でも敏感に人の変化と状況に気づいてしまう僕は、対人を恐れ、拒み、いつも孤独を感じる。

誰一人として信用してくれず、
誰一人として信用出来ない現状で、この人生に何を見い出せるわけもなく、ただなんとなく生きている事にもいよいよ疲れ始めている事に気がついた。

何の為に生をうけ、人として存在しているのだろう。

出来る事なら誰とも接したくないと思う反面、人が物凄く恋しくなる事もある。

その時頭に浮かんだ人物が、今自分にとって最も信頼のおける、必要としている人なんじゃないかと思う。

でもそこでこのひん曲がった根性と性格が出てくる。

相手の気持ちが怖くなり、なんのアプローチもする事が出来ない。

一体自分は何に怯えてるのかすらわからなくなって、呼吸すらまともに出来ない。

そのおかげで今じゃ周りに友達も仲間もいなくなった。

浅い関係を持ちやがて薄れて行く、そしていつかはその存在すら忘れ、忘れ去られ、なかった事になる。

それが人間なんだと思う。

その点僕の好きな音楽は、人の脳に記憶として必ずカタチを残してくれる。

唯一信じられる。

命が吹き込まれたその曲は、世界がなくなるまで決して裏切らない。