夏が過ぎ、ようやく秋と思う間もなくもう初雪が。昨日は車の半年点検に合わせて冬タイヤへの交換も済ませちゃったり。
で、こうも寒いと暖かいものが食べたくなるのが道理で、サラメシもカロリーが高いとわかりつつ、ついついラーメンなんかを注文。
自分は、最近流行りの進化系?ラーメンよりは、昔ながらの味噌ラーメン派でして…。
というどうでもいい話は横に置いといて、今週もぼちぼち始めることにしましょうか。
夏真っ盛りの頃に何かで目にした「いつも心にパンクを。」というタイトルの書籍が気になっていて、読みたいなと思いつつもなんだか先延ばししているうちに2ヶ月近くが過ぎてしまい、初雪に合わせてようやく手に入れたというのだから、相変わらずのぐうたらっぷり。
装画が奈良美智っていうのがパンク好きにはなんだかしっくりくるのは、スタークラブを始めとする様々なパンクバンドのジャケットで彼の作品を目にしてきたからだろう。まぁ、一般的には吉本ばななの小説なんかの装画を描かれてる方と言った方がわかりやすいのだろうが。
著者の佐藤誠二朗氏の名は恥ずかしながらよく知ってはいなかったが、あの宝島の編集をされていたというのだから、そのお仕事を通して、様々なパンクバンド、ミュージシャンと関わってきたのだろうかと想像していたら自分より5歳下。宝島やキャプテンレコードをきっかけに起きたインディーズブームの火付け役となった有頂天、ラフィンノーズ、ウィラードの所謂パンク御三家辺りが人気絶頂だった頃はまだ学生だったようで、このパンク御三家をきっかけにパンク沼にハマっていったことが語られている。
どちらかと言うと、パンク御三家の作品には多く接してこなかった自分でも、あのインディーズブームの熱気をリアルタイムで感じてきたこともあって、やはりこの辺りの話となるとなんだかワクワクしながら読めたりするもの。
他にも、スタークラブ、ニューロティカ、ブルーハーツ、スターリン、ホコ天、イカ天と80年代中期の話題には事欠かない内容のようだが、意外にも原爆オナニーズに多くの頁が割かれていることや、途中のコラムではしっかりと国内パンクムーブメントの始祖ともいうべき東京ロッカーズなんかも取り上げているところは好感がもてたり。ってのは、ちょっと上から目線か…。ごめんなさい。
DON’T TRUST ANYONE OVER 30なんて言っていたのはなんだったんだ思えるくらい、60歳を過ぎてなおパンクを、ロックを聴き続けている自分。この本のタイトルのように、いつも心にパンクを。とはいかないことは先刻承知のことではあるが、それでも何十年もの間、苦しい時や辛い時に自分を救ってくれたのは、パンクロックが放つ数々のメッセージだったわけで、これから先もそんな感じで生きていけたらいいのかな。
↓心にパンクじゃなく太陽だけど…。
今週も最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。




