一昨日は古市コータロー&ウエノコウジのツアー2025初日。


彼らのライブに出かけるのは約1年ぶり。ウエノコウジのトーク炸裂は前回同様で、カバーを織り交ぜた楽曲の数々もアコースティックならではで楽しめたが、なんと言っても会場となったBAR STINGRAYが50'S好きには堪らない雰囲気で◎。こんな場所で働けたらなぁ、なんて思いながらライブを楽しんだりして。




明けての昨日は、すでに退職した3つ上の先輩と半年ぶりに真昼間からススキノで痛飲。


独り飲み派の自分が楽しく他人と飲める数少ない仲間のうちの1人。ロック好きとかではないが何故か波長が合って、退職された後も半年に一度の割合で誘ってくれる。昨日は2時間の飲み放題を2クール。あと何年くらいこんな飲みをできるのか。せめて自分が退職した後も続けていたいかな。


というどうでもいい話は横に置いといて、今週もぼちぼち始めることにしましょうか。



その先輩との飲みの前には、いつもの週末どおりにいつものロックショップへ。前々日まで大阪へ仕入れに行ってたのはインスタでリサーチ済で、秋物シャツ辺りを目当てに。

シャツの前にいつも通りレコードコーナーでパンク系の前にハードロックの棚を掘っていたらジーン・シモンズのソロ発見。しかも、少し安め。シャツもいいけど、今週はこれかなぁなんて思ってたら、店主から「⚫︎⚫︎さんの好きそうなの仕入れてきたよ」と一枚のCDを手渡される。

ザ・カイザースというガレージ・バンドらしい。なんでも仕入先の大阪のショップでしか扱っていない盤らしく、リリースほやほやの新品CD。

言われるほどガレージが好みというわけではない、というかほとんど聴いてきてはいないが、「絶対に⚫︎⚫︎さん気にいるって」と強力なプッシュで、AppleMusicか何かで探して一曲聴かせてくれた。「あっ、確かに好みかも」ってことで、いつも通りに勧められるがままにお買い上げ。目当てのものや気になるものを手に入れる楽しみもいいが、こうやって勧められて新しいバンドに出会えるのもそれはそれで愉しいというもの。この日は溜まったスタンプカードで500円の割引もあるし、思い切ってジーン・シモンズのレコードも一緒にお買い上げ(笑)



家に帰り改めてザ・カイザースのジャケットを眺めてみると、日本のガレージ・バンドのニート・ビーツの雰囲気に似てる感じ。なんて思ってたら、解説はそのニート・ビーツのMr.Pan!19歳の頃にロンドンでこのアルバムのレコーディングスタジオで彼らに出会ったことがニート・ビーツ結成に繋がったらしい。

ニート・ビーツのアルバム、DVDはちょっとだけコレクションにあるが、そんなにのめり込んで聴いてきたわけではない自分。もしかして、このカイザースも同じ感じ?と一瞬不安に思ったが、CDをセットして聴き出したらそれが杞憂であったことにすぐに気付かされる。最初のドラムのサウンドがヴィンテージ感一杯で、これは確かに自分の好みだーとなった次第。恐るべし、ショップの店主。


今回購入した「スクエアヘッド・ストンプ!」のCDは、10月の来日(ニート・ビーツが共演!)に合わせて来日記念盤として10月1日に発売されたばかりのものだが、オリジナルは1993年にリリースされていたらしい。ガレージ界隈に詳しくないとはいえ、30年以上活動しているバンドを知らなかったとは、自分のロックスキルの低さを改めて思い知らされた感じ。これをきっかけにニート・ビーツもきちんと聴いてみるのも悪くないかも。


さて、一緒に買ったジーン・シモンズ。こちらは1978年リリースだから、50年近く経ってようやく耳にすることに。

一曲目は前情報なしなら「これキッスなんじゃない?」と思ってしまいそうな安定?の一曲。とは言いつつ、その後はキッスでは聴くことができないようなベースフレーズがあったりと、キッスとは違った多彩なサウンドが楽しめました。


ラストのディズニー音楽「星に願い」は評価が高いようだが、個人的にはう〜ん…って感じ。とは言ってもトータルとしては、安心して愉しめる一枚だと思います。って、キッスファンには叱られるかな。


さてさて、次はどんなバンド、サウンドに出会えるのか、60歳を過ぎてもまだまだオイラのロックンロールトリップは続きそう。


今週も最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。