ここのところ巷の話題は熊、熊、熊。


北海道一の都市札幌と言っても周囲は山、山、山。自宅があるここもすすきのまで徒歩で40分程の距離でありながら目の前は山。

庭にはエゾリスやキツネは来ても、まさか熊までは来ないだろうと思いつつ、2Kmほど離れた前の住まいの近く、子供たちが通っていた小学校は目の前で熊の目撃があって休校になったなんてニュースもあったり。


まぁ、そんな中、週末ルーティンの狸小路での独り昼飲みは欠かさないわけで。

↓今季初、真たちの天ぷら(ちょっと鮮度が…)

というどうでもいい話は横に置いといて、今週もぼちぼち始めることにしましょうか。




ロバート・レッドフォードが亡くなって久しぶりに「明日に向かって撃て!」を観たからというわけではないが、西部劇関連の書籍を引っ張り出して読み漁る日々が続いている。


その中の一冊が「西部劇(ウェスタン)への招待」。

もう20年以上も前に刊行された新書で、存在を知った時にはすでに店頭に在庫はなく、ネットや古書店を探してようやく見つけた一冊。巻末に書き込みがあったのはご愛嬌かな。


で、この第一章で六人のガンファイターに準えられた西部劇好きの六人のおっさんたちがお題に沿って好き放題に西部劇を語り合っているのが殊の外面白い。

お題は以下の6つ。
❶西部劇初体験は?
❷西部劇鑑賞のポイント
❸西部劇作品「マイ・ベスト10」は?
❹西部劇監督「マイ・ベスト」は?
❺西部劇俳優「マイ・ベスト10」は?
❻西部劇の現在・未来について、ひとこと


六人それぞれが自分とは違う他者の回答を批判することなく、なるほどそういう見方もあるのねというスタンスで語り合っているのがなんかいい。

これ、パンク、もしくはロックに替えても面白そう。


❶ロック初体験は?
❷ロック鑑賞のポイントは?
❸ロックアルバム「マイ・ベスト10」は?
❹プロデューサー「マイ・ベスト」は?
❺ロックバンド「マイ・ベスト10」は?
❻ロックの現在・未来についてひとこと


こんなのをロック評論家なんかじゃなく、自分が好きなミュージシャンたちが語り合うなんて企画があったら楽しいだろうなぁなんて想像してみたり。❹はロック・レーベル「マイ・ベスト」は?なんてのにしても面白そう。

で、西部劇の方の西部劇作品マイ・ベスト10で半数の方が挙げていた「ゴーストタウンの決斗」。

西部劇好きではなくても自分と同年代の方なら誰でも知っている「荒野の七人」や「OK牧場の決斗」を監督したジョン・スタージェスの作品で、他でも評価が高くて何年か前にようやく手に入れて観たのだが、その時はなんだかピンとこなくて「なんでこんなのが評価が高いのかなぁ」なんて思ったのだが、今回、改めて観てみたら、これがなんとも面白くて、逆になんで以前観た時はつまんなく感じたのかな?なんて思ったりして。


過去がある保安官、そこに以前の相棒が現れ、保安官の婚約者を人質に。その後にはコマンチ・インディアンとの交戦があったりして、最後は保安官と元相棒との一対一の撃ち合いと、これぞ正統派西部劇!なストーリー。以前はそんないかにもなストーリーがなんだかなぁだったのかもだが、150本以上の西部劇を観てきて、結局はこんな正統派がやっぱりなんだか安心して観ることができるようになったのかも。


そんなこんなで、久しぶりに西部劇のマイブームが訪れて、ジョン・ウェインの黄色いリボンがコレクションになかったなぁなんて思っていたところに、これが収録された6本セットが500円で売られているのをブックオフで見つけて、他の5本は持ってるというのに安いしいいかと買っちゃったり、昨日は同じブックオフで「西部劇(ウェスタン)への招待」ではあまり評判がよくなかったケビン・コスナーも出演している「シルバラード」を買っちゃったりで、相変わらずの物欲。



ここまでくると西部劇のテーマ曲もゆっくりと聴きたくなり、こちらも久しぶりにテーマ曲集のレコードを引っ張り出して晩酌の肴に聴いたのだけど、なんだか映像と一緒じゃないとつまらない。

🎶ローレン、ローレン、ローレン🎶のローハイドだけは曲だけでも盛り上がってしまうのは、ガキの頃にこれを口ずさみながら西部劇ごっこなんかしてたからか(ホントはROLLN'だけどローレンにしか聞こえない…)


まぁ、なんだかんだで暫くは西部劇熱が収まりそうにない感じです(笑)。


今週も最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。