31日の定年退職日も普通に残業。1日の再雇用日は転入者の歓迎会飲み。水木金も残業。と、なんだか退職気分なんてひとつもありゃしない。せめてもと、31日は残業終りにギリギリ営業していた百貨店で家人にケーキを買ってこれまでの感謝を。自分には発泡酒じゃなくビールを買って、以前いただいたウイスキーの白州を開けて少しだけ感傷に浸ってみたりして。
というどうでもいい話は横に置いといて、今週もぼちぼち始めることにしましょうか。
昨日は久しぶりにコレクターズのライブに。ツアータイトルはロックンロールイースター2025。
あの大泉洋が所属するオフィスキューが運営しているらしい。キャパは300名ほど?と馴染みのペニーレーン24より少し小さめ。
大通駅から15分ちょっと歩いて会場に着いたのが15時40分頃。すでに30人ほどが開場を待っている。いつものように女子多め。スカルリングにウォレットチェーン、小ぶりのシドチェーンなんかを身に着けている輩なんてどう見ても自分だけ、というのもいつもどおり。
時間通りの開場、少しだけ寄りかかれるポールがある場所を確保。外はまだ少し寒かったのでドリンク(もちろんビール)は終演後にすることに。
ライブ開始までの間に流れるB.G.Mがダンス気分で心地よいが、このB.G.Mを愉しんでる人ってどれだけいるのか。
ライブは時間通りにスタート。
開始早々、ボーカルの加藤ひさしから放たれるオーラが半端なく感じる。ちっぽけなライブハウスでのライブのはずなのに、なぜかスタジアム級のバンドのスケール感を感じさせるほどの存在感。
それが時間が経つごとに更に増幅していく。もう45年以上、色々なバンドのライブに足を運んできたが、こんなことを感じたのは初めて。「希望の舟」では急に感極まり涙が流れそうになった自分。
途中、加藤のマイクがスタンドから落下し歌詞を映すモニターが壊れるというハプニングもあったが、それすらもライブを盛り上げるための演出だったかのよう。
ライブ後半、加藤がステージ衣装を着替える間、いつもどおり3人のメンバーがインプロビゼーションのようにインストナンバーを演奏するのも、女性ファンが多いバンドとは思えないほどロックバンドの真骨頂を味わえる時間だ。
そのステージ衣装を替えた本編後半が圧巻。曲が進むごとにバンドの状態がMAX状態に近づいていきラストナンバーで頂点を迎える。
まさにライブは生き物。
アンコールはあくまでもアンコールで本編ではないのだなと感じたライブは初めて。
ボーカルの加藤がコロナ罹患で前週の福岡、広島のライブがキャンセルとなっていて、この日のライブは相当な思いがあったのかも知れないが、今さらながらではあるが、あぁ、これがライブっていうものかと感じることができたライブを体験できたのはこの上なく幸せなことだったのかも。
高揚した気持ちをビールで鎮めて、ツアーグッズ購入の列へ。オフィシャルサイトとツアー会場限定販売のCD「クマガヤウマレ」を購入。
購入後外へ出ると、出待ちの集団。おや?と思う間もなくメンバーを乗せたタクシーが目の前を過ぎていく。タクシーで会場を後にするメンバーの姿を見送るなんて経験も初めて。
この余韻を楽しむために、会場近くバスセンター裏コの字カウンターの居酒屋に寄って小一時間一人飲みとなったのは言うまでもない(笑)。
今週も最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。