三連休明けの火曜は毎年恒例の人間ドック。40歳の時に受けた大腸検査がどうにも性に合わず、よくないとわかっていつつ、以来大腸検査はスルー。胃カメラはいつも通り鼻から。なんであんな苦しい口からの胃カメラをやってる方が多いのか・・・。
前回のように特定保健指導の対象とならないよう、ここ半年ほどは揚げ物はなるべく控え、週2~3回の禁酒日を設けた成果か、体重は3㎏減、胴囲も3㎝減とまぁまぁの結果。他の結果はこの後の通知を待つけど。
病院併設の食堂のドック食がイマイチなのはいつものことで、家に帰ってから遅めのランチにまぁまぁ近所の洋食店を初訪問。スパカツ&カツカレーのハーフ&ハーフという夢のようなメニューに小躍り。まぁ、食べきれないことは織り込み済みでカツの半分は家人の皿へ・・・。そのカツが故郷函館で古くから営業を続けるパーラーフタバヤの味に似ていて涙。
というどうでもいい話は横に置いといて今週もぼちぼち始めることにしましょうか。
ここ何日かHARD-FiのSUBURBAN KNIGHTSが脳内再生を繰り返していて、久しぶりにこの曲が収録されたアルバム「ONCE UPON A TIME IN THE WEST」を収納ラックから抜き出して聴いていた。
このバンドとアルバムを知ったのは、モッズのベーシスト北里晃一がバンドのオフィシャルサイトのブログか何かで「いいバンドを見つけた」みたいなことをアルバムジャケットの写真と一緒に語っていたのを読んで。
山吹色のジャケットには小さくバンド名とアルバムタイトルが記された下に「NO COVER ART.」の文字が大きく記されているだけ。
あまりにも潔いジャケットアートに惹かれ、早速Apple MusicでSUBURBAN KNIGHTSのMVを見つけ繰り返し再生したのを覚えている。
本国イギリスではワーキング・クラス・ヒーローとか、クラッシュの再来とまで呼ばれていたようだが、当時の自分はそこまでのバンドなのか?と少し疑問に思ったものだ。というか、●●の再来とかって括る必要ってあるのかというのが持論の自分。まぁ、そんなことは別にして、パンク、スカ、ダブ、レゲエ、クラブミュージックの要素を持ち合わせたサウンドがクラッシュと比較される所以の一要素でもあるのだろうが、いうほどクラッシュサウンドに近いとは思えず。特徴的なバックコーラスはかなり好みではあったが。
歌われる内容は、ウエストロンドンの外れにある郊外の街に住み、冴えない仕事につきながら毎週末を待ちわびる若者の孤独、苦悩いうところか。なんとなく「さらば青春の光」で描かれる世界を想起させらたり。
今回、訳詞に目を通してみるとクラッシュのような難解さがないストレートな歌詞にかなり好感が持てた。もしかして、彼らと似たような都会から離れた郊外の田舎町に住んでいた若い頃にこのバンドに出会っていたらかなり前のめりに聴きこんでいたかも・・・なんて思わされたり。って、自分の住んでいた街は、彼らみたいに土曜の夜に出かけていくような場所もないほどにもっと田舎だったけど。
アルバムを聴くのと並行して、限定リリースされたファーストアルバムのCDに付属された当時のライブを収録したDVDも観てみた。アルバムを買った当時に全編を観た記憶がないほどにあまり彼らのライブに興味を持てなかったはずが、今観てみるとなかなかどうして・・・と感じたのは、ES335を操るギタリスト、黒のボディにメープルネックのPBを低く構えるベーシスト、テレキャスとSGを使い分けるボーカリスト、その楽器群がここ10年来の自分の好みにハマっていたという単純な理由なのかも。
ネットで検索してみると、バンドは昨年10ぶりの新曲をリリースしたらしい。
奇しくも、彼らのファーストアルバムのタイトルの一部でジャケットにも記されたCCTV(街の中のいたるところに配された監視カメラ)だらけとなった日本。
アルバムがリリースされた2005年当時、まだまだそんな状態ではなかったはずが、2025年の現在、あの頃の英国のように街中監視カメラだらけとなったことに疑問を挟む余地はないのか。ここは久しぶりに彼らのロックに浸ってみるのも悪くないかも、というかそうすべきタイミングだということなのだろう。
今週も最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。