3日前は左目白内障の手術。視力は0.9まで回復したが、右目は手術前なので0.01のままでバランスが悪く、PCやスマホの操作に悪戦苦闘。一週間後には右目も手術が終わるので50年ぶりの眼鏡なし生活に、と思いきや、運転優先で遠くがよりよく見えるようにしてもらったら近くに全く焦点が合わず・・・。結局は老眼専用の眼鏡が必要かと少し落ち込んでいる週末。
まぁ、そんなどうでもいい話は横に置いといて、今週はアナログレコードの話でも。
30代半ばで新築の一軒家を購入したが子育て真っ只中の時期ということもあり、当然ながら自分専用の部屋はなかった。それどころか、それまで集めていたレコード類が邪魔だということで半地下の車庫の中にあった納戸に押しやられることに。納戸といえば聞こえが良いが、車庫内の壁にはしごをかけて小さな入り口をくぐって入る高さが1mもないコンクリート敷の湿気だらけのスペース。レコードを置く場所があるだけでもいいかと思ったが、そんな場所に長い間置いておいたらカビだらけになるのは目に見えているということで、泣く泣く売り払うことにしたのは、ほとん
どはCDで買い直していて聴く分には問題がなかったということもあってのこと(だったはず)。
小学生の頃から集め出したベイ・シティ・ローラーズはもちろん、ほとんどの洋盤は二束三文の売値。ARB、ルースターズ、ザ・モッズ等々の邦楽ロックものもシングルレコード以外は似たような感じ。シティ・ロッカーレーベルを始めとしたまだ自主製作盤と呼ばれていた頃のインディーズものやリザード、クラッシュ辺りはまぁまぁな値
段がついたはず。
そんな中で手元に残したレコードは二枚のシングル盤だけ。
一枚は初めて買った自主製作盤ってことでオートモッドのラストバンク・ヒーロー。
もう一枚は友人が結成したリアルハードパンクバンドTHE TRVISのデビュー盤。
この二枚だけはどうにも手放せず、レコードプレーヤーを含むコンポーネントステレオを処分した後もずっと手元に置いたままだった。
そんな自宅も新築後5年ほどで東京へ転勤することになりきれいさっぱり売り払い、今のマンションを中古で購入するまでに7~8年。
50歳を過ぎ長女も自立したところでようやく手に入れた自室。リモートワークスペースは最小限にして、狭いながらも酒を飲みながらロックを愉しむためになんとかアレンジ。
当然レコードプレーヤーも再び手に入れて、あの頃コレクションしていたものをコツコツと再び取り戻していくのも愉しかったり。
それでもあの頃高値で売れたレコードは今でも変わらず高値のままだったり、なかなか売りに出されていなかったり。そんな中、聴くというよりは部屋に飾りたくて探していたのがリザードのジムノペディアとクラッシュのロンドンコーリング。
長いロック人生の中で一、二を争うくらい好きなジャケットの二枚。
ジムノペディアはオークションサイトでたまに見つけても定価以上か、安くても帯なしでキズ汚れが多いモノばかり。ロンドンコーリングは8,000円以上が相場。ってことで、もう5年以上も買えずにいたところ。
それが今月初めに安価で状態のいいジムノペディアを見つけ落札。
ラッキーは続くもので、いつものロックショップにロンドンコーリングが入荷。
若干のヤケはあるものの帯付き。ただジミージャズのところでスクラッチ音が入るのと致命傷のライナーなし!ってことで破格の値段。悩みに悩むもライナーも聴くのも紙ジャケCDと25thアニバーサリーエディション、40周年記念盤もあることだし、LPサイズのジャケットが 部屋に飾られている場面が頭から離れず結局購入。
家に帰ってロンドンコーリングに針を落としてみると確かにジミージャズでスクラッチ音が続くが、それは抜きにしてCDとの音の違いに驚く。どっちがいいというわけではなく、こんなに音が違ってたんだってのと、なんか音のスピードも違うような・・・単に安物のプレーヤーだからなのか。それでもなんだかんだとLPレコードの音の方がしっくりくるのは、若き日に聴きこんだ記憶の音が蘇ってきたからなのか。まぁ、そんなことはないのだろうが。
休日の今日、100円ショップで買ったウォールバーを壁に取り付け、ジャケットをセット。
そう、これこれ、この一瞬をずっと待っていたんだぜ!って感じ。
今夜はこいつを眺めながらハイボールにきまり。
今週も最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。