スポーツの秋とは縁遠いが、それでも読書の秋くらいは愉しみたいと思いつつ、ついつい食欲の秋の方に偏りがち。「天高く馬肥ゆる秋」という言葉は本来は警告せよという注意を促す言葉らしいので、少しは気を付けたいところ。
まぁ、そんなどうでもいいことは横に置いといて、9月の日々の出来事を徒然なるままに。お時間がある方はどうぞお付き合いください。
■9月某日
家人が留守の休日。とくれば、さくっとつまみを作って早めの晩酌という名の昼飲み。大根の浅漬けにきんぴらを仕込んで、成吉思汗をもやしと一緒にフライパンで焼く。
成吉思汗にはやはりベルの成吉思汗たれ。どんなに美味しい成吉思汗屋があろうとこのたれには敵わない…と妄信する昭和のどさんこ。
■9月某日
先月の後ろ髪に続き全面的に伸び放題の髪をバッサリ。白髪染めをやめた後の短髪は予想通りに真っ白。60歳を迎え老いに抗うのは一旦やめに。
周囲の評価は家人以外からは総じて好評なのでよしとしましょう。
■9月某日
注文していたCDが届いたのでアイリッシュ・ウィスキーをロックで飲みながら暫しのミュージック・タイム。至福の時。
■9月某日
家人が、日本国内に2か所しか現存していないという縄文時代の岩面刻画を見てみたいということで、60㎞ほど離れた余市町のフゴッペ洞窟までドライブ。ちなみにもう一か所は札幌と余市に挟まれた小樽市にあるらしい。
岩壁に刻まれた刻画は見ようによっては宇宙人にも見えたり。普段は味わうことのない古代に思いを巡らす貴重な経験。
■9月某日
いつもの居酒屋で今期初のたち天(真鱈の白子の天婦羅)を冷酒で。
ホントはたちポンの方がいいのだけど、まだそこまでのものではないらしい。それでもこのクリーミーな味わいに秋を感じてみたり。
■9月某日
三連休の中日は当然ながらレコード、CD堀り。
いつものことであるが、懐かしのばかり。
ロッド・スチュアートもエアロスミスも今こうして聴いてみるとなかなか。
■9月某日
自室からいつも眺めることができる円山。ランニング代わりに暫くぶりに登ってみることに。
街中にある山ながら、山の大部分は円山原始林として国の天然記念物に指定されている貴重な場所であり、登山中は貴重な鳥獣やエゾリスなんかを目にすることができる。
自宅から登山口までは徒歩で15分ちょい。登山口にある円山大師堂で道中の無事を祈って登山開始。と言っても片道30分ほどで登れる僅か225mの山なのだが。と侮っていたら、なかなかの急こう配で息が切れたり。
頂上からは市内を一望できてなかなかの眺め。
下山中にクマ注意の看板があってちょっとだけぶるっと。何と言っても往復ですれ違った登山者は10組にも満たなかったし。
登山道の脇には四国八十八箇所にならって88体の石仏が並んでいる。これに因んで88回の登山に挑戦してみるのもいいかも、なんて思ってみたり。
■9月某日
札幌の国際短編映画祭に選出された長男の短編映画が今度はニューヨークとサンフランシスコの各国際短編映画祭にも選出されたとの知らせ。札幌の映画祭に参加した後、そのままニューヨークまで向かうらしい。ニューヨークかぁ、行ってみたいなぁ。って、我が家で海外経験なしは自分だけに・・・。
■9月某日
先輩宅で今期2度目の焼肉パーティー。ひと夏に2度は初めてことだが、1回目に参加できなかったメンバーもいて楽しいひとときを過ごす。相変わらず飲み過ぎて一部記憶なし。
■9月某日
家人と二人で三泊四日の九州一周ツアー。
一日目は博多でフリー。
二日目は大宰府天満宮から始まり
三日目は宮崎県に入り天岩戸神社で天照大御神がお隠れになったという岩戸を眺め
最終日は大浦天主堂から始まり、グラバー園~平和公園で旅程の二十景巡りが終了。
福岡空港で遅めのランチにラーメンを食べて旅行を締める。
今月は子供たちに還暦祝いの温泉旅行に誘われ、来月は長男の結婚前の両家顔合わせで東京へと、このところ家人と一緒の旅行が続いている。まぁ、新婚旅行以来35年も二人だけで出かけることなんてなかったのだから、人生終盤にそんなのもいいだろう。
◾️9月某日
近所の西友が閉店。これで北海道から西友が全面撤退。
この地に越してきて20年弱、徒歩3分の距離にあったこのスーパーは我が家の台所と言ってよいくらいの存在で、最近は毎週土曜の午前に家人と二人で一週間分の食材を買いに出かけるのが週末のルーティンだった。幸い、イオンが跡を継いで営業を始めるらしいので買い物に困ることはないが、年内にはイトーヨーカドーも北海道内から完全撤退するし、なんだか昭和世代には寂しい限り。まぁ、栄枯盛衰は時代の流れとともに…ということで受け入れるのがいいのだろう。
今週も最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。