東京で映像関係の仕事をしている長男から、以前制作したショートフィルムの映画が札幌で上映されることになり、その上映で札幌に招待されていることと、某国営放送局(地元ローカル局)の取材があって近々放送されるとの報告。ついでにこの秋結婚するとも。なんだかいろんな報告が入り乱れて混乱までとはいかないが、いっぺんにいろいろ驚かせるなよ…と。
父親とは違って夢の実現に向かって一歩一歩進んでいる感じの長男。40年以上極々普通のサラリーマンを続けてきた自分はいつものペースでゆるりと過ごすだけ。
ということで、相変わらずのロックと酒の日々。ブログの方も自分ペースで、好きなロックを中心に。
パンクロック雑誌BollocksでイベントPUNK LIVES!2024出演バンドメンバー63名それぞれのパンク・アンセムBEST3なんてのが特集されていた。
それぞれ思い思いのBEST3は、なるほどねと思わせるもの、そこくるかーと意外に思わせるものとなかなかに愉しめる内容であるが、いざ自分がベスト3を選ぶとなる至難の業としか言えない。
そんなわけで、ちょっとしたカテゴリーに分けてそれぞれのMY BEST3(今の気分で)を。
◾️出会いの初期パンクナンバー
1.LONDON CALLING/THE CLASH
自分をパンクの世界に引きずり込んだ永遠のベストパンクアンセム。こいつだけは説明不要。
2.HOLDAYS IN THE SUN(さらばベルリンの陽)/SEX PISTOLS
言わずと知れた名盤「勝手にしやがれ」のオープニングナンバー。
彼らの曲をベスト・アンセムに選ぶ者は多いが、この曲が選ばれているのを目にしたことはほぼない。出会いはピストルズのオリジナルではなく、友人のバンドの演奏で。自分にとってのピストルズはアナーキー・イン・ザ・UKでもなく、ゴッド・セイヴ・ザ・クイーンでもなく、友人が弾くギターで知ったこのナンバー。
3.2-4-6-8 MOTORWAY/TOM ROBINSON BAND
実は生まれて初めて買ったパンク・ロックのレコードはクラッシュでもピストルズでもなく、T.R.BのPOWER IN THE DARKNESS。ただ、その時はパンク・バンドだとは知らず、ラジオから流れるこの曲がすっかり気に入っただけ。
マイノリティ(当時中学生の自分はマイノリティなんて言葉は知りませんでしたが)の苦悩を知ることになったのは彼らのレコードやインタビュー記事で。
◾️言葉が刺さったパンクロックソング
1.SHOUT OF LOUGHTER/THE TRVIS
"三角形の頂上で ふんぞりかえる奴らを
ねたむ前に考えな あんたに何ができるのか?"
"陰口叩くくらいなら 己を叩け‼
攻撃こそ最大の防御だぜ"
60歳を迎えた今でもしっかり肝に銘じています!
曲をお聞かせできないのが残念…
2.NO NO NO/THE BLUE HEARTS
"戦闘機が買えるくらいのはした金ならいらない"
こう言い切る潔さに今でも痺れる
3.White Out/THE KNOCKERS
"見えねえぜ 明日に続く道が
酒のせいか アホのせいか
ホワイトアウトのせいか
探すぜ お前に合える道を
いつだって探している ホワイトアウトの中で"
会社での自分のゴールが見え始めた50代のある頃、これからの自分の進むべき道がまるでホワイトアウトの中にいるように急に見えなくなった。
それでも、そんな自分を救ってくれたのはやはりパンクロックだった。
◾️奮い立たせてくれるパンクロックソング
1.GOFUCK YOURSELF/THE TRVIS
"腹の底にたまってゆく煮え切らない力
吐きだして吐きだしても血肉湧きかえる"
もう何十年もの間、様々な岐路に立つたびに、我が身を引き締めてくれたこの曲。これからもきっとそれは続くのだろう。
2.SPIRITS OF FUCKIN’ STREET/THE STRUMMERS
新生ストラマーズ(もう24年前のことですが)が放ったメッセージはLET’S ROCK。いつだってこのワードさえあればスタートラインに立てる気持ちにさせてくれる。
岩田が旅立っても、残された自分はいつまでもLET’S ROCKと叫び続けよう。
3.はじまりのブーツ/怒髪天
怒髪天は生き様という点において正真正銘のパンク。
どんなに躓いたって何度でも走り出せばいい。
まだまだ紹介しきれない名曲の数々。それらはまたの機会に。
今週も最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。