平日は


タイマーにセットした6時30分より前に目を覚まし
起きたら顔を洗い電気シェーバーで髭を剃り
4杯分の珈琲を淹れたらゴミ出し
珈琲を飲みながらブログと新聞をチェックし
空腹なら朝食、空腹でなければ無理に食べない
歯磨きを終えたら自室で仕事に取り掛かり
11時過ぎにはバスで出勤
何個か前の停留場で下車し途中の蕎麦屋で早めのランチ

もしくはコンビニでサラダチキンを買って会社に着いてから

午後の仕事が終れば、一駅分歩いてバスではなく地下鉄で帰宅

家に着いたらシャワーを浴びて家人と二人で夕食
その後はベースを少し触ってから腹筋
あとは音量を絞った音楽を流しノンカフェインの紅茶を片手に読書
23時過ぎにベッドに入って一日が終る


土曜は


7時前後に起床
朝食までは平日と同じ流れ
朝食後、家人と近所のスーパーで一週間分の買い物
午後からは一時間弱のウォーキングを兼ねて狸小路界隈へ出かけ
ブックオフやロックショップを覗いた後に居酒屋で小一時間の昼飲み

ほろ酔い気分を覚ますためにまたウォーキングで家路につく

少し休んで自室で録り溜めたテレビやライブDVDを観ながらダラダラ晩酌
平日同様23時過ぎに就寝


日曜は


朝食後に自室と廊下を掃除し、洗濯を済ませ
週一のブログ更新に取り掛かる
夕方前から晩酌の肴を仕込み、17時には土曜の夜と同様の晩酌を始め


23時過ぎに就寝



毎日、毎週、ほぼこの繰り返し


先週末、いつものロックショップが臨時休業ということで、昨年オープンしたココノススキノ内にある映画館で久々の映画鑑賞。
観たのはヴィム・ヴェンダース監督のPERFECT DAYS。

役所広司演じるトイレの清掃員平山が送る毎日の繰り返しが淡々と描かれる。


先に記した自分の日常のように、この平山という男の朝起きてから夜就寝するまでの毎日が繰り返されるのだ。

ただ、自分と違うのは、この同じ毎日を日々新しい一日として喜び迎え入れ、愛おしく過ごしていることか。それは、毎朝アパートを出た瞬間に空(もしくは別な何か)を見つめ笑みを浮かべる場面で感じることができる。

この繰り返しの日常に思いがけない非日常が訪れた時の平山の行動にも感じるところが大きい。

このように平山の365日中の何日かの朝から夜までが繰り返し静かに(と自分は感じる)映し出されるこの映画、このままずっと365日全てを観ていたいと思えるほどに幸せな時間が流れる。


映画を観てこんな経験は初めて。多分もう一度観に行くか、DVDを買って繰り返し観ることになるだろう。


ほぼ同じように繰り返される日常でも同じ一日はひとつもなく、日々新しい一日として受け入れ過ごす平山に自分の日々を重ね、どれだけ自分は日々を怠惰に生きていたことかと痛感しきり。

それにしても、実は市井の人々の多くはこの平山のように同じように繰り返される日常を新しい一日と受け止めずとも、日々誠実に生きていることは確か。我々小市民には考えられないお金の動かし方がばれても「何が悪い」って感じで、反省も禊も行わないどこかの国のクソったれな政治家とは大違い。
日々を普通に暮らす普通の人々こそが確かな人生を送ってると胸を張るべきだろう。まぁ、そんな人々はそもそも自ら胸を張るなんてことはないのだが。


いずれにしても、本当に久しぶりにいい映画に出会えたことに感謝。



今日は日曜。


昨晩、閉店してしまった近所の居酒屋の常連だった70代の方から連絡があり、その居酒屋の店主だった方が3駅先の街の居酒屋のカウンターで料理を振る舞っているとのこと。
ということで、夕方からこの方と一緒にその居酒屋へ。
さてさてこの居酒屋に通うことが、これからの週末のルーティンに加わることになるのか。
とりあえずはいつもの週末に訪れた非日常を愉しんでくることにしよう。


今週も最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。