昨日11月11日はベースの日。だからと言って何するわけではなかったのだが。


さて、世間ではビートルズの新作Now And Thenとストーンズの新作Hackney Diamondが騒がれている。どちらも60年も前の1960年代にデビューした英国のロックバンドだ。


自分はどちらのバンドもそんなに熱心に聴いてきたわけではない。それでもビートルズは40歳を過ぎてから、すべてのアルバムを一通り購入してそれなりに聴いているし、各メンバーのソロなんかも何枚かは聴いている。



一方ストーンズの方といえば、何枚かのアルバムを手に入れて聴いてみたが、どのアルバムも何度も一枚を聴き倒すってほどにはなっていないし、メンバーのソロは一枚も持っていない。ライブDVDに至っては、いつも観てる途中で寝てしまうほどだ。

自分の好きなバンドはほとんどと言っていいほどにストーンズに影響されたと公言しているにも関わらずなんでだろう?と思わないでもないが、それが好みというものだから仕方あるまい。


さて、それぞれの新作だ。


ビートルズのはご承知のとおり、ジョンの未発表デモテープから声を抽出して、ポールのハモリ、ベース、リンゴのドラム、それにジョージの過去の録音されギターまで入れ込んだ、2023年の今だからこそ完成させることができた、AIによってもたらされた新時代の曲と言っていいだろう。

熱心なビートルズフリークの中でも、2023年の現在、ビートルズの新曲が聴ける喜びを素直に感じている方、これをビートルズの作品と言っていいのか?と疑問を持たれている方、それぞれだろう。


自分はどうかといえば、確かにビートルズの曲と言われるとそのように聴こえはするが、純粋な新曲というには・・・といったところだが、そこは人それぞれの感じ方。素直にビートルズ作品として受け入れている多くの方を否定するものではない。


で、ストーンズの新作である。


なんとオリジナルとしては18年ぶりの新作。しかもこちらはビートルズとは違って、新作が発表されない間も活動を続けていた現役のロックンロールバンドの新作だ。


亡くなったチャーリーのドラムが何曲かで使われているのは、先のビートルズのパターンとは全く違う意味を持つことに異論はないだろう。で、なんと元メンバーのビル・ワイマンも参加しているという。


AppleMusicで聴いてみたが、巷で半世紀ぶりの傑作と叫ばれているのもちょっと頷ける、奇跡のロックンロール・アルバム。いまだかつて彼らの作品を一枚通して聴き倒したことがない自分が信じられないってところの充実ぶりに感嘆。


リリースと同時に彼らのアルバムを買ったことなどない自分であるが、今回はそういうわけにもいくまい。明日にでもタワレコあたりで手に入れて、今、この2023年に彼らの新作に出会える喜びをじっくりと味わうことにしよう。

 


ところでストーンズといえばいの一番に頭に浮かぶジャパニーズ・ロック・バンドがストリート・スライダーズ。


ハリーの肺がんからの奇跡の復活に合わせて活動を再開したことはみなさんご存じのところで、武道館公演とツアー公演は大盛況だったらしいが、ここ札幌はツアーに組み込まれておらず、結局、復活スライダーズは見ることができないままかと思っていたら、なんと40th anniversary finalとして来年3月、4月に8か所のツアー公演が決定し、3月24日にはZepp Sapporoでもライブ行われる!これはプレミアムチケットになるのかな?と、はずれ覚悟で先行予約に応募したところ、昨日、見事に当選の知らせ。


ストーンズのライブは観れはしないだろうが、いやいや日本にだってゴキゲンなロックンロールバンドのスライダーズがいるじゃないかってことで、今から来年の3月が愉しみなところ。

昨日は当選の知らせに浮かれすぎたのか、とんでもなく笑えないハプニングが発生して、スライダーズののら犬にさえなれないぜの気分が続いている。

浮かれすぎた夜は
いつも背中にのしかかる
Baby のら犬にさえなれないぜ

空は晴れてるのに 雨が降ってるのさ
Baby Baby 教えてくれ
こんなことってあるのかい?


ってことで、とんだハプニングのことについてはまた別の機会に。

とりあえず今夜はスライダーズのDVDでも観ながら、夜を過ごすことにしましょうか。


今週も最後までお付き合いいただきありがとうございました。