Keithが札幌にやってくる!
このことを知ったのは2ヵ月ほど前、フォローしている元THE HUNDREDS佐々木モトアキ氏のブログで。
佐々木モトアキ×Keith”唄うたいと雷神”というツアーでの来札だ。
ARB解体後(正式に解散はしていないと思ってます)も、一人ARBを背負い続けているKeith。
最後に目にしたのが2004年11月20日、奇しくもARBでは最後となってしまった恵比寿リキッドルームでのライブだから丁度18年振りということになる。
アップされている告知をよく見ると、ケンヂのレコ発ツアーもセットになっているようだ。
こちらも2005年のアルバムLOVE ALLレコ発ツアー以来だから17年振りだ。
迷うことなくチケットを予約。
と言っても直接佐々木モトアキ氏へメールするだけでしたが。
そしてライブ当日。
ライブは19時開始。
ライブ後だと夕食はかなり遅くなってしまうということで、会場に向かうための地下鉄駅にある馴染みの居酒屋に寄り昼食兼夕食。
いつもの晩酌セット(ドリンク2杯+お通し+刺身で税込1,000円!)に
今年初のサンマで
エンジン全開となったところで店を後にして会場に向かう。
会場は地下鉄札幌駅の次駅北12条駅にほど近い札幌LOGというライブハウス。初めて行くハコだ。
この辺かなと歩いていると前にいかにも同じ匂いがする2人組が歩いている。
「LOGにですか?」と声をかけてみる。
昔ならこんなことはできなかったが、これも歳を重ねてきたからなのか、恐れというものが少しだけ薄れてきたようだ。
案の定LOGに向かうということで暫し一緒に話しながら歩いているとほどなくライブハウスが入ってるビルに到着。
ビル入り口には佐々木モトアキ氏が立っていて気さくに声をかけられる。こんな雰囲気で会場に入るのは初めてのこと。なんかいい夜になりそうな予感。
中に進むとキャパは30名ほどということでかなり小さめ。ステージ前にはテーブルを囲むようにソファが並ぶ。まるでスナックのボックス席で酒を愉しむかの如くライブを観る形だ。
実際、ライブ中はずっとハイボールを飲んでいたのだが。
開始前のトイレに立ったところでまたまたモトアキ氏に遭遇。今度はこちらから声をかけて、持ってきたアルバムにサインをいただいた。
「今日はARBの曲をたくさん演るよ」の言葉にますます期待が高まる。
オープニングアクトは「仔羊亭たいよう」という方。ケンヂに頼まれてということらしいが、立ったままでの落語を15分ほど。
こんなのも初めてだが悪くない。
少し心が温まったところでモトアキ氏登場。ソロになってからのCDは一枚しか持っていなく曲はほとんど知らないので少しドキドキ。
ところが「自分の曲は最初の一曲だけ、あとはKeithとARBの曲を」と語り、来年リリース予定の新曲を披露。
これでまた心が温まったところで早速Keith登場。
ARBのあの曲、この曲を次から次へ。
ソファに座りハイボールを飲みながらARBを聴く幸せに浸りながら、やはり自分は石橋凌ではなくARBが、ARBのロックが好きだったんだと再認識。
アコースティックギターにドラムという組み合わせも全然悪くない。
こちらはまだツアー中なので詳細は控えよう。
続くケンジの前にまたまたトイレタイム。
ここ(トイレ)でソファの隣に座っていた方と暫し談笑。お互いにKeithとケンヂのライブなんて思ってもみなかった夢のような組み合わせだねということで一致。
若い頃ならお互いバシバシガンを飛ばし合う感じだったのが、こうやって知らない方とも自然に話ができるようになるのだから歳をとるのもまんざら悪くない。
そんなこんなで本日のメインアクトのケンヂが登場。(モトアキ×Keithがメインだと思っていたのは自分だけだったのか?)
アコギ一本でいきなりブラボジョニーは今夜もハッピーから始まったのは意外。
レコ発ツアーということでニューアルバムからの曲が中心ではあるが、途中客席にリクエストを求めたりと新旧織り交ぜたリスト。
アコギだからなのか、ホームグラウンドの札幌だからなのか、曲間の語りも滑らかでどこかホッとした感じが伝わる。
アコギ一本で歌うケンヂは初体験だったが、こうやって聴いてみると改めて彼の歌のうまさに驚かされる。
札幌に戻りながらも相変わらずCDをリリースし続け、全国ツアーもひっきりなしに行っていけているのはこの歌のうまさがあってのことだろう。
こちらもあっという間に本編が終了したところでKeith登場。
大先輩とのコラボにケンジも少し緊張気味の様子からのARBナンバーの数々を披露した後はモトアキ氏とのトリオで。
あまりの興奮のせいなのか、ハイボールの飲み過ぎのせいなのかラストナンバーを覚えていないという失態。
最後に会場のみんなと一緒に写真を、というのは最近のライブの定番なのか、先月のアナーキーでも同じだった。
また次も来てよとの言葉をいただき、ドラムセットに座ったままのKeithに握手をしてもらったところで会場を後にすることに。
ケンヂの新譜のタイトルじゃないけど、信じれんのはロックだけだぜ!
地下鉄の駅まで向かう道すがら、そんなことが頭の中をぐるぐる廻っていたのは酔っていたからだけだからじゃないだろう。
それにしても、なんかわからないが幸せな夜であった。
今週も最後までありがとうございました♬