1年以上振りにレベッカ再結成を追ったNHKのSONGSスペシャルを録画したBlu-rayを観た。
以前このブログでも紹介したものだ。

何回観ても胸にグッと迫ってくるいい番組だが、やはり今回もそれは変わらず。

ベースの高橋教之がNOKKOから再結成ライブへの参加をオファーされ「今日のために生きてきたんだな」と思ったことを語る場面では涙さえ流れそうになるほどに。

今日のために生きてきた

自分の人生の中でそう思えた日があっただろうか?


答えは「否」。


先日見た布袋寅泰の映画「Still Dreamin’」で布袋が語った「君は今も夢を追いかけているか」の言葉とともに、自分の生きてきた日々、これから迎える人生の後半が頭の中を駆け巡ってばかりの日々が続くことになった。



高校卒業を前に早々に大学受験を諦め生きる糧として就職を選んだことに後悔はない。
でも、そうして選んだ会社生活の中で「今日のために生きてきた」と思えるようなドラマティックな出来事はあるわけもなく、気がついたら50歳をとうに過ぎていた。

好きなこと、ものはある。


好きで毎晩のように飲むが、至高の味を求めてとか、酒の道を究めて、とかということではない。


ROCK
自分で曲を作り誰かに聞いてもらいたいとまでは思っていない。
ベースも弾くが決してバンドをやりたいからというわけでもない。
でも、何が一番かといえばやはり自分の中ではROCKが一番であることは間違いない。


何かことを起こさなければ夢すら見ることはできないということで、自分が出会ってきたROCKを発信するために始めたインスタと、このブログ。
拙い写真、文章に付き合ってくださる方も徐々に増えてきた。
そんなことにちょっとした喜びがないわけではない。

もしかしたらこのブログの先に何かが繋がっているのかも。


いつかこの先「今日のために生きてきた」と思える日が来ることを少しだけ夢見ながら、これからもいろいろなロックとの出会いを求め、そしてその出会いをこのブログで綴り続けることにしよう。


60歳を過ぎてから夢を持ち、それを追いかける人生、なんてのも悪くないかもね。

こんな、相変わらず10代の頃特有の病にかかったかのような1週間であったのでした。

とりあえずは、今日を生きようっと。


おしまい