年末年始は長男の帰省で数年ぶりに全員集合。

おせち料理やオードブルなんかを食べながら年越しを過ごすのがスタンダードな北海道。長男の帰省は予想していなかったのに、なぜか長男を含めた人数分のオードブルを予約していたのはラッキーだった(笑)

元日は少しだけゆっくり起きて日本酒を呑みながらの雑煮というのは例年通り。朝から堂々とお酒が吞めるのもこの日くらいか。


年々少なくなる年賀状が朝刊を取りに行ったときにすでに届けられていたのには驚き。元日からお仕事の皆さんには頭が下がるところ。


お正月といえば、子供の頃はこのまったりした感じがどうにも苦手だった。
朝からテレビは子供にとっては異常につまらない番組が延々と流し続けられ、和風な雑煮も子供心には余計でしかなく、元日から2日にかけては親戚宅周り。そこで出される料理も子供にとっては嬉しくないもののオンパレード(今考えると、クジラ汁だとかきりたんぽ鍋だとか豪勢ではあったのだが・・・)だし、親戚と一緒に見るかくし芸大会は年に一度の苦行以外のなにものでもなかった。

集まった親戚みんなからお年玉がもらえるからいいかといえばそうでもなく、自分たちも同じだけお年玉を配るんだからという親の都合で、もらったお年玉の大半は親に没収され、手元に残るのはほんの僅かな額。
それに比べたら今のお正月の時間がどれだけ幸せなことか。あの頃と変わらないのは、元旦早々に初詣に出かけることがないということくらいか。


さて、2022年も年明けからなんだかんだとレコード、CD、DVDなんかを物色。

1月2日(日)
ここ10年くらい初売りといえばブックオフに行くのが定番となっていて、今年も一人車でまぁまぁ近い2店舗を覗きに。

まずは車で15分くらいの大型店舗へ。
ここはギター、ベース、アンプの楽器類も豊富にあって、CDやDVDなんかよりはこちらを眺める方が愉しめる。

CD、DVDも目ぼしいものはなく、家から車で5分ほどの小型店へ向かうことに。
こちらの店舗は8日と9日にCD、DVDのセールがあるということなので下見だけにして、代わりにレコードをじっくり探すことに。

最近はブックオフもレコードを扱う店舗が増えていてここの店舗も例外ではない。で、店の規模からいくとまぁまぁの品揃えで、しかもレコードを物色する人は少ないのでゆっくりと1枚、1枚。

目に付いたのはビートルズのオールディーズというLP。当時は正規版としてリリースされていたがビートルズ作品がCD化された時に正規版から外れたベストアルバムだ。

小学生の頃、3つ上の中学生の兄がこのオールディーズとミート・ザ・ビートルズ(こちらもCD化と同時に姿を消しましたね)の2枚を持っていたのを思い出し、値段の980円が安いか高いかビートルズものの相場がわからなかったが、ジャケットの程度も経年を考えるとかなりきれいなので懐かしさもあり迷わず購入することに。


ということで、2022年の初買いはこのビートルズ1枚のみ。



1月3日(月)
年末年始休暇もこの日が最後ということで、家族4人で郊外のアウトレットモールへ。
ここは毎年お正月には運転手として付き合わされる場所。4人揃って出かけるのは何年ぶりだろうか。

洋服とかを買うくらいならCD、DVDにお金をつぎ込む方を選択する自分はここに来ても覗くのはジーンズショップくらい。あとはコーヒーを片手に本を読みながらみんなの買い物が終るのを待つのがいつものことで、今年もそれは変わらず。

ただ、ジーンズショップで目にしたワークシャツが気に入り運転のご褒美(?)に買ってもらうことに。そういえば、何年か前もこのショップでモッズコートを買ってもらったんだった。


帰りに書店に寄り、年末にメルカリでポチッたウルトラマンジード(Blu-ray)の事前勉強のためにムック本を購入。


で、家に着いたら年末にヤフオクで落札していた花田裕之のRiff Rough Session(DVD)が届いていた。

4,000円~6,000円を中心に10,000円超えで出品されているものもある中、2,000円とちょっとで落札できたのはラッキー。


ルースターズ解散後のファーストソロアルバムRiff Roughリリースに合わせたライブセッションを収めたものと思われ、バックはレコーディングメンバーの布袋寅泰(アルバムのプロデュースも行っていますね)、松井常松、池畑潤二とい豪華ラインナップ。

個人的にはこの布袋プロデュースのソロアルバムは布袋色が出すぎてそんなに好きじゃなかった。今聞くとそんなに悪くはないかと思えるが、当時はまだまだルースターズの影を引きずってたんだろうな・・・。

DVDは、ほぼ目にすることがないフライングVを弾く花田の姿を観ることができるだけでも価値がある1本。


1月4日(火)
仕事始めから帰宅すると前述のウルトラマンジードのBlu-rayがポストに。とりあえず家人には気付かれなかったらしく少しだけホっと。

この北米版Blu-ray、3,500円から4,000円位が相場のところなぜか送料込み1,600円という格安だったので迷わずポチっとしたやつだ。


目があまりにも特徴的なジードは放映時に未見だったもの。主人公朝倉リク役の濱田龍臣は16歳という史上最年少で主人公に抜擢されたらしい。

それにしても北米版Blu-rayで集めているウルトラシリーズ、まだセブンを半分見終わったところなのでこのジードに行き着くのはいつになることやら・・・。


1月8日(土)
近所のブックオフがCDとDVDのセールということで開店時間に合わせてそそくさと出かけることに。

2日に下見していた何点かを手に取り、最終的にTheピーズとチャーのDVDを買うことに。

Theピーズは、その昔レピッシュやアンジーなんかを代表とするポコチンロックというシーンに対抗して、バカロックなんていうシーンを形成していたことがあったり、真心ブラザーズなんかとも繋がりあることからも想像がつくとおりの脱力系。あまり好みのタイプではなくアルバムも1度レンタルしたっきり。

それでも長く活動を続け武道館公演まで敢行した
ということはそれなりの魅力があるのだろうと気にはなっていた。今回は25周年記念ライブ、会場が日比谷野音、しかも格安とくれば野音好きとしては購入しないわけにはいかず。

想像通りの脱力なライブでしたがこれはこれでありかなー。多分、これからもアルバムは買わないでしょうが(笑)


一方のチャーなのだが、ロックに夢中になりだしたローティーンの頃、ロック御三家としてツイスト、原田真二とともにお茶の間にエレキギターを持って登場していたのがチャー。
だからというわけではないが、なぜか今でもチャーが表紙のギター雑誌なんかを目にするとついつい手を出してしまう。

今回購入したTRAD ROCK Char by Charは、自身のルーツであるエリック・クラプトン、ジェフ・ベック、ビートルズ、ベンチャーズ、ジミー・ペイジ、ジミ・ヘンドリックスのカバーをCD+DVD2枚組のTRAD ROCKシリーズとしてリリースした後のツアーTRAD ROCK Char by Charの最終日、日比谷野音のライブからチャーのオリジナルをセレクトして収めた作品。

テンガロンハットを被りブーツカットのジーンズ姿でギターを弾き、唄うチャーはあの頃以上にカッコよい。

本ライブはギター、ベース、ドラムのスリーピース形態となっているが、チャーのライブはキーボードも一緒の方がどちらかというと聞き応えがあって好みなのだが、3人で繰り広げられる冒頭のアコースティックバージョンの数曲がグッとさせられ◎。



1月9日(日)
なぜか急にストーンズの映画シャイン・ア・ライブが見たくなりメルカリで安いのを見つけたものを新年早々にポチっとしていたものが届く。


映画公開当時、会社近くのビル地階にあった今はなきミニ・シアターで観たときはさしてなんの感想ももたなかったのに、どうして今頃になって改めて見たくなったかは謎。

そもそもストーンズのライブ作品は日本公演、BRIDGE TO BABYLON、あの有名なハイドパークまで、どれも途中で飽きて寝てしまう自分であるのにだ。

結果、この作品は最後まで寝ずに見ることができました。

当時60歳を過ぎてなおキレキレのパフォーマンスを見せるミックはもちろん、キースもロンも、今は亡きチャーリーもどこか楽し気に演奏する姿に引き込まれたのは、本作品の監督であるマーティン・スコセッシの手腕によるものなのかどうかはわからない。
収容人数2,800人のビーコンシアターというストーンズにとってはあまりにもコンパクトな会場でのライブだからこその臨場感が感じられたのが大きかったのかも。

今まで見たストーンズ作品はどれもスタジアム級の会場でのライブだったし。


こんな感じで2022年も相も変わらず新譜ではなく旧作を中心に、チョコチョコと買ってはこのブログで紹介出来たらと思ってますのでよろしくお願いします。