前回のブログで悪い予感しかしないなどとえらく後ろ向きで批判的なことを書いてしまい、なんか暗いこと書いちゃったかなーと考えっぱなしの1週間を過ごしてしまい、それならということで、今回は希望を感じずにはいられなかったり、力が湧いてくるようなロックを並べることでプラマイゼロに。



1. 街の灯/THE STREET BEATS


もう何年も聴いていなかったけど、希望というワードで最初に思い浮かんだのがこの曲。


デビュー当時のビーツにはあまりピンとくるものがなく長い間彼らの音楽に触れることはなかった。
にも拘わらず彼らの8枚目になるアルバム「スピリチュアル・ライフ」を手にしたのは、多分このアルバムタイトルが当時の自分の琴線に触れたからだろう。
ドラムとベースが抜けOKIとSEIZIの兄弟2人だけになっていたビーツ。本アルバムはケントリの上田ケンジやARBのキース、その後正式メンバーとなる牟田らのサポートを受けて制作されている。
3曲目に収められた街の灯は5曲目の青春の光と影と合わせ、その後ビーツを聴き続けるきっかけになった大切な曲。この2曲はシングルとしてもカップリングされてたはず。

ああなんで生きているのだろう
ああ何に生かされてここにいるのだろう
答えはきっと永遠に埋まる事ないクロスワード
わからないまま歩くのも悪くはないさと思った
消える事ない街の灯が人の波を照らすよ
消える事ない街の灯が俺と君を照らすよ

生きてる意味がわからないまま生きてていいんだと希望をもらった。
もうすぐ60になろうとしている今もまだその意味がわからないままなのはどうなんだ⁈というのは置いておくことにしよう。



2. はじまりの詩/ARB


復活ARBの1枚目REAL LIFEの2曲目に収められたナンバーで、作詞は石橋凌だが、作曲は今はユニコーンで活躍中のベーシストebi!
この曲の内藤幸也のギターを聴いて、復活ARBは安泰だと希望を持ったほどの力強いギター。

だから もう少しだけ 容赦なく降る
横殴りの雨に耐えていこう
静かに燃えてる蒼き怒りの
焔を消して しまわぬように
終わりのない 夢を求めていく
Brand New Days

この後に来るはずの新しい日々に向かって、もう少しだけこのウイルスとの闘いやバカげた日々に耐えてみようか。



3. はじまりのブーツ/怒髪天


何年も聴くことを避けていた怒髪天。気まぐれに手にしたアルバム「トーキョー・ロンリー・サムライ」のオープニングのこの曲でどっぷりはまることになってしまった。

くたびれたブーツのカカトで 

アスファルト ラインを引けば
ここからが始まりなんだ 

何度でも走り出せるさ

堅っ苦しいスーツに合わせたビジネスシューズからドクターマーチンに履き替えて、新しい日々のスタートラインを引いてみようか、そんな気持ちを沸き立たせてくれるナンバー。


とりあえずは喰うために働いて、生きるためにロックと向き合い続けよう。



4. POWER TO THE PUNKS/THE STAR CLUB


ヒカゲに「お前らに力を!」と言われ、どれだけのパンクスが力をもらったことか。


自棄しなければ前に進める!



5. POWER TO THE PEOPLE/JOHN LENNON


POWER TO THE PUNKSときたら、やはりここは言わずと知れた名曲中の名曲のこの曲を出さないわけにはいかないか。


ジョン本人はこの曲に関して「新聞のような曲。即時的なことを歌っている。裏を返せば誤字脱字もあるということ」と語っているが、そんな本人の思いとは裏腹にどれだけの人がこの曲に勇気づけらたことだろうか。



6. ライトを照らせ/T.Moriyammer


森山達也35年振りのソロアルバムはこれでもかというほどに前向きで、この先で待っている希望の灯を感じずにはいられない珠玉のナンバーが並ぶ。
このアルバムが生まれたのも昨年からの長い苦しい日々があったからこそと思えば、このコロナ禍も悪くなかったと思えてしまうのはやはりロックの、音楽のパワー。


最後はこれを聴いて締めることに。


to be continue…