悪い予感しかしない。

世の中、どこを向いても例のウイルスのことばかり。他にもいろいろあるはずなのにだ。

1年延期で開催された世界的スポーツイベント。
選手は不要不急の外出を厳しく制限されていたはずなのに、トップが銀ブラなんかしちゃったことには、不要不急かは自身が判断するものだとか言い出す大臣。

国民に4人以上の会食は控えろとか言っておきながら、5人での会食がばれると「あれは打ち合わせの前の黙食だ」と、何が悪いんだという感じで開き直っておきながら、批判が集中するとおざなりの謝罪。

記者の質問にはまともに答えようとしない姿勢があからさま。いつもカミカミなのは百歩譲ったとして、「感染拡大を最優先に・・・」と、いくらなんでもその言い間違いはやっちゃいかんだろ!なものが次から次へと飛び出す誰かさん。 


どれもこれもが子どもたちに見せれるものではなく、ましてや見本になるようなものなんか一つもない有様だ。

そういえばここ何年かは、似たようなことばかりが続いていた。
桜うんちゃら問題に、モリカケ問題、検事長定年延長、etc…。やりたい放題が世間から批判を浴びようが知らんふり。言い訳すらするつもりもない醜い表情ばかり目につき、こちらの心に届くメッセージ、姿は皆無だった。
ちょっと前なら辞任だ解散だといった流れになっていたはずの出来事が、気がついたらうやむやのまま、人々の記憶と共に遠い闇の中に消え去っていく。
そして、マスコミはおろか、異を唱える者は一般人だろうと堂々と叩き潰される。

この状況はもしかして戦時中のこの国の状況に似ていやしないか?
当時を生きていない自分にはその時の様子を肌で感じることはできないが、どうもそう思えて仕方がない。


これってかなりやばくない?
一歩間違えれば、一握りの奴らの思い通りの国に生まれ変わったりしやしないか。

ここ最近は、ARBのBAD NEWS(黒い予感)が頭から離れない。



黒い予感が 近づいてくる
靴を響かせ 砂煙り立て
悪い夢が 続くと思ってた
やけに激しく 風が吹き荒れた
陽が昇り 陽が沈む
静かだった 日々が消える
お前想う 夜があるけど
サーチライトが つけ狙う
あちこちで クーデターが起こり出す
あちこちで クーデターが起こり出す
だろう・・・
あちこちで あちこちで 起こり出す
この町も 戒厳令しかれ出す
一瞬に 何もかも 吹き飛ばす
あちこちで クーデターが起こり出す
だろう・・・  らしい・・・



どうだろう?40年後の現在と重なる部分がないだろうか?

この曲が発表された1980年、モスクワオリンピックが開催されるも、前年に起きたソ連のアフガニスタン侵攻に異を唱える形で日本をはじめとした多くの国が参加をボイコットした。
そんな不安定な政治情勢がこの曲を生んだのだろう。

色々と不安定な状況が続く2021年夏。
こんな時、自分に何ができるのだろう?できることはあるのだろうか?
そろそろ本気のパンクロックが再び生まれる頃かも。
生まれていい時だ。

そんなことを思う今日この頃である。