待ちに待ったかは別にして2021年も明け、新たな1年のスタートが切られた。
元旦の行事といえば初詣だったり書初めだったりといろいろあるようだが、そんな日本の良き習慣とはほぼ無縁に過ごしてきた50数年。
ここ数年は昆布巻きや数の子なんかをつまみに朝から日本酒を飲んで雑煮を食べてと、正月を肴に堂々と朝っぱらから酒を飲むのを楽しむくらい。
なのになぜか毎年決まって頭に浮かぶのは「一年の計は元旦にあり」ということわざ。
頭に浮かぶだけで一年の計画を立てたことなどありはしないが、ここのところ老い先短いことを意識し始めたこともあってのことなのか、はたまた朝早くから呑んだ日本酒のせいなのか、せっかくなら生まれて初めて元日のこの日に一年の計を考えるのも悪くないかなんてことが頭を過ぎった。
大体何をやるにも中途半端、これをやるだのを周りに宣言しない限り何にもしないたち。せっかくならここで今年一年の計を宣言してしまえば実行せざるを得ないことになるかなと。
ただ、一年の計画をたった一日で立てるなんてのは土台無理な話。仕事の上でも計画は綿密に練るものなのだから。
ということで、今年一年のテーマを考えることにした。
で、ズバリ今年のテーマは「挑戦」
人生の折り返し地点はとっくに過ぎた。やりたいことを諦めて後悔の中で死んでいくくらいなら、失敗なんて恐れず好きなことややりたいことに手あたり次第挑戦すりゃいいんだと。
いや、言うほど大きなことに挑戦するつもりじゃないんだけど…。
挑戦ときたらARBの「挑戦者のテーマ」
このシングルを最後に光浩が脱退したときは心底悲しかったな。それくらい光浩加入後のARBのサウンドも気に入っていたんだっけ。
このインストナンバー、何か心が奮い立つようで挑戦者にふさわしい音ではないかな。
この一年、心折れそうな時やここぞという時にこれを聴いて心奮わせることにしよう。
今日は元日早々に●●レコから古いロック映画「スティル・クレイジー」のDVDが届いたので、昼間っからウイスキーの入ったグラスを片手にじっくり堪能した。
この映画、20年前に解散してただのオヤジになってしまった元人気ロックバンドのメンバーが、「まだまだやれるぜ」と再結成に挑戦するストーリーで、自分が今年決めたテーマにもドンピシャであった。
パイレーツ・ロックでもいい味を出していたビル・ナイがボーカル役だったりって点でも楽しめたが、スクール・オブ・ロックやパイレーツ・ロックなんかのコメディっぽいロック映画は正月に見るにはうってつけかも。
さてさて2021年はどんな年になるのか。
とりあえずは年の終わりに、「色々あったけど、それでも案外いい一年だったよな」と言えるくらいの一年を過ごしていければよいかな。
それではみなさん、今年も一年よろしくお願いいたします。