世間的なお盆休みから遅れること2週間。昨日からようやく5日間の夏季休暇が始まった。
ということで、いつもとは少しだけ趣向を変えてベスト●シリーズでも。
愛読しているブログで「好きな○○20」とかをやられていたり、BOLLOCKS最新号でも「50人に聞くパンクロックアルバムベスト5」なんて企画もやってたし、たまにはこんなのもいいでしょ。
で、第一弾はベタで申し訳ないが、私が選ぶアルバムベスト10ということで。
10位 BOYS Be MODERN/Be MODERN
高校卒業後18歳で就職し初めての勤務地となった人口18,000人ほどの田舎町。
映画館もコンビニも、もちろんライブハウスなんかない町からまさか同年代のロックバンドがデビューするなんて。
しかもモッズと同じレコード会社。驚き以外の何物でもなかった。
切なさと激しさが同居した彼らのファーストアルバムは確かに僕の心を揺さぶった。
誰が何と言おうと名盤。
9位 IT’S A GAME/BAY CITY ROLLERS
アイドルバンドから大人のロックバンドへ変貌を遂げようとして制作されたこのアルバムは、それまでと違いジャケットにもメンバーの姿はなく、次のステップへ進もうとする彼らの意気込みが伝わってくる。
ここから彼らの人気凋落が始まったのが残念。
8位 INSANE/THE ROOSTERS
初期ルースターズの頂点となった3rdアルバム。
1曲目レッツ・ロックで完全ノックアウト。
その後の彼らの変化を感じさせるB面2曲も素晴らしいが、A面の勢いでフルアルバムとして制作されていたらと思わずにいられない。
アルバムに収められた英詩のレッツ・ロックもいいが、日本語で歌われるシングルVerが震える。
7位 HAVANA 3AM/HAVANA 3AM
パンク、ロカビリー、レゲエ、ラテンミュージック等彼らのルーツミュージックがほどよく混ざり合ったサウンドは疾走感もあり次を大きく期待していたが、ボーカルのナイジェルの死とともに解散したのが悔やまれる。
日本盤と洋盤でジャケット、アレンジが違うのもまたよし。
6位 JASTICE AND INSANE/THE TRAVIS
彼らが発する言葉の数々は今も僕の人生の羅針盤であり続けている。
そういう意味ではベスト1に一歩も引けを取っていないぜ!
5位 BABYLON ROCKER/LIZARD
8位のINSANEもそうだけど、どうも僕はギターでコードをかき鳴らして始まる曲に弱いようだ。
盟友カツの脱退、J・Jのプロデュースから一転セルフプロデュースということもあり、ファーストから大きくサウンドを変え、彼らのアルバムの中でもひときわポップさが際立つ、煌めくメタルビートが詰まったピストルズ直系とはまた違ったカラーの最高のパンクロック。
4位 GYMNOPEDIA/LIZARD
彼らの王国での祝祭はひとつの終わりを迎えたのではないかと感じさせるほどに前作からは予想もつかないほどにモモヨの、そして我々の内面にまで深く潜り込んでいくサウンド。
これはある意味交響曲とも呼べるアルバムではないだろうか。
音の世界へ深く沈んで行く自身を歌った”亡命者”は必聴。
3位 FIGHT OR FLIGHT/THE MODS
この国にクラッシュが、ジョー・ストラマーがいなくたって僕等にはモッズが、森山達也がいるんだぜ。
FOR THE BROKEN KIDSの言葉は伊達じゃない。今も色褪せることなく僕の胸に刻まれているのだから。
2位 BAD NEWS/ARB
しかし、そのの活動を是としなかったメンバーは事務所を飛び出し自分たちの音を手繰り寄せようともがきだす。そのサウンドが黒く激しくなるのはあの時代の必然。
石橋凌、田中一郎、サンジ、キースの4人から叩き出されるロックは他を寄せ付けないタフでエキサイトな音の塊だった。
1位 LONDON CALLING/THE CLASH
ジャケット、内容ともに何も言うことなし!
いいから黙って聞いてくれ。
考えるな!感じろ!(by ブルース・リー)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
過去のブログを読まれていた方なら想像がつくラインナップだったでしょうか?
きっとこれからもほぼ入れ替わることがない不動の10枚ってところ。
5位から2位は順不同ということで。