昨年、森山達也の体調不良により延期となった”KICK ON BOOTS”ツアー。その振替公演がここ札幌でも昨日(1/25)開催されたので、僕も会場のPANNY LANE 24へ行ってきた。
開場15分前からチケット番号順に外に並ぶのだが、ライブに備え革ジャンやコートを脱いだ状況で氷点下の外気に触れながら開場を待つのは長年の札幌市民ですら辛い時間だった。
せめてもの救いはチケット番号が10番台であったこと。僕の後ろに並んでいた方は半袖のTシャツ姿だったし、その後ろは福岡から参戦された方のようでさぞ寒かったことだろう。「早く中に入れてくれ」、「もう無理」なんて声があちこちから聞こえてきた。
次々会場に到着するファンのみんなは毎回目にするお馴染みの顔ばかり。ほとんどは会場前で仲間と待ち合わせのようで、あちこちで「こっち、こっち」等とやりあってるのもいつもの光景だが、今回も一人で参戦している自分もいつものことだ。
いつもどおりに入場後すぐにツアーグッズを何点か購入し、それらをコインロッカーに収めてからステージ前に。いつもとほぼ同じ前から3列目、森やんと苣木教授の中間の場所に陣取った。ベース弾きの自分は本来ならベーシストであるキーコ寄りに陣取るところであるが、モッズのライブではいつも教授寄りになってしまうほど教授ファンであることを告白しよう。(もちろんキーコも大好きだ)
いつもこんな好位置でモッズのライブを体験できるここPANNY LANE 24はキャパ約500名ほどの中規模(札幌では大規模かな)のライブハウスだが、モッズのようなROCK BANDを見るなら本当に最高のライブハウスだと思う。
そういえばポール・シムノンがクラッシュ解散後に結成したHAVANA 3AMのライブを楽しませてもらったのもここPANNY LANE 24だった。
まだまだツアーは続くのでライブのセットリストや詳しい内容は控えておかなければならないが、本人もまだ8割程度と話していたとおり、森やんは確かにちょっとしんどそうに見える場面もあった。ただそんなことは全く気にならないくらい、この上ない素晴らしいライブだったと断言しよう。
森やん、教授ともに初お目見えのギター(詳しく語るのは控えておきますね)があったのは嬉しいサプライズ。特に教授のは素晴らしい音でびっくりだった。このことが影響したわけではないのだが、こんなに拳を振り上げ、一緒に歌い、何度もモッズコールの声を振り絞ったのも初めてだし、最後の曲では「この先あと何回モッズのライブに参戦できるのか、次はあるのか」なんて思いが頭の中をよぎりながら森やんの声に合わせて歌っていたら涙まで流してしまったよ。
17歳の頃から55歳の今日まで数えきれないほどモッズのライブに参戦してきたが、昨日ほどライブそのものに集中できたのは初めてだった。
本当にこれからは一つ一つのライブを大事にしていかなきゃと感じたなぁ。
夏に行われるアコースティックツアーは札幌の予定はない。日比谷野音以外は北海道を飛び越えてライブに行くことはなかったが、今回は思うところがありすぎて7月11日の東京キネマ倶楽部には参戦しようと決意し、早速今日、チケット抽選に応募しておいたよ。
さて、今回もまたまたモッズの話になってしまったので、次こそは違うバンドのことを語ることにしよう。(と思ってるのだが…)