巷はクリスマス商戦真っ只中、真冬日も到来したし、積雪もそろなりで徐々に年末にといったところ。今日は東京に住む長男家族にタラバガニを送るついでに自分たちの年末用にも毛蟹を二杯買ったりして。子供の頃は普段でも食べていた毛蟹がここ北海道でもいつの間にやら年末にしか食せない高級食材に。というどうでもいい話は横に置いといて、今週もぼちぼち始めることにしましょうか。


ロック同様に自分の人生になくてはならないのが読書なわけで、そろそろ今年一年を振り返る時期だし、今回は今年手に入れた書籍や読み終わった書籍を紹介。


今年の読書記録を見てみると、昨日までにこの一年間で購入した書籍(ex雑誌)が39冊(昨年は36冊)、読み終わった書籍が66冊(昨年は47冊)。購入数は昨年とほぼ変わらなく一カ月に3〜4冊だったが、読書量は一カ月に5〜6冊と1.4倍に増えているのは、通勤のバスの中でも積極的に本を読むようになったのと、買ったモノより読み終わった方の数が多いのは、単純にコレクションしている本を読み返したものがあったから。

それではジャンル毎に紹介を。

■小説
毎年春に発表される東京バンドワゴンシリーズ。今年は20作目だから、かれこれ20年も続いていることになる。今作は4年に一度のスピンオフ編でタイトルは「ザ・ネバー・エンディング・ストーリー」。

本編では既に亡くなっている我南人の妻・秋実さんを中心としたストーリー。と言っても長年読み続けている方じゃなきゃわからないか(笑)


他にも同じ小路幸也さん作の小説を文庫本で4冊。後味すっきりなストーリーは小路幸也ならでは。安心して楽しめます。



久しぶりに辻仁成作品を読んでみたが、予想通りに小路作品とは真逆。ただ、物語の裏側からロックが聴こえてくるのは一緒かも。ライブ活動からも退き、作家としてはここのところ小説よりエッセイ中心にシフトした感があるが、最近はあまり詳しく追っていないので違うかも。



何のきっかけか忘れたが、原田ひ香の「古本食堂」で初めて彼女の作品に触れる。

舞台が神田神保町の古書店、そこに食の話が絡む設定が気になったのもあるし、古書店にコーヒーが絡んだ乾くるみの「蒼林堂古書店へようこそ」という作品と同じ匂いを感じたのかも。結果、当たりでその後も彼女の作品を何点か。

小路幸也の作品同様、どの作品も最後には心温まるストーリーが今の自分には合っているのだろう。しばらくは、彼女の作品を追うことになりそうだ。



■エッセイ
なぜか今年はエッセイの中でも暮らし・生活コーナーにある、老後のひとり暮らしをテーマにした本ばかりを読むことに。

別にひとり暮らしをしたいわけではなく、みなさん老後をどう過ごされているのか、自分も60歳を過ぎて気になってきたのだろう。


ただ、ほとんどがモノを整理して、コンパクトにすっきり暮らしている女性ばかりで、自分のようにたくさんの好きなモノに囲まれて暮らしている方や、男性の方のがほとんどないのが残念。ミニマリスト的な暮らしを否定はしないが、自分はやはりこれからも好きなレコードやCD、本に囲まれて暮らしたいタイプ。そんな暮らしをされている諸先輩の様子を知りたいものだ。


■スピリチュアル関連
面白そうなスピリチュアル関連の本を見つけると手が伸びてしまうのは相変わらず。

Mr.都市伝説の関暁夫がチャネリングのシンボル、あのバシャールとコンタクト!だったり、明治天皇の系譜と言われる中丸薫の5次元へのアセンションの話だったりと、この手の話に懐疑的な方にとっては「何をでたらめなことを!」的な内容は、そんなこともあるんだなくらいの気持ちで接するのが良い。と思えるようになるまで、それなりにこの手のモノを読み漁ってはきているのだが、人には勧めないのが鉄則。



■音楽・映画
今年に入り久しぶりに西部劇がマイブームに。ってことで西部劇にはどんな作品があるのか、自分が観たあの映画はどう受け取られているのか、なんてことを知るにはそれを扱った書籍に目を通すのが手っ取り早い。が、その手の書籍が書店に並んでいることはほぼないので、ようやくネットで見つけたモノを繰り返し読むことになる。

西部劇ベスト100とかは人それぞれの嗜好があってなかなか楽しめたりするのはロックミュージックと同様。書籍と並行して西部劇映画のDVDコレクションが増えたのは必然。



ロック関連の書籍は昨年ほどに発刊されなかった印象。今年読んだ4冊中3冊はこのブログで紹介済。

唯一紹介していない鮎川誠の200CDロックンロールは、紹介されているのがブルース中心ってことで、読み進めるのがちょっときつかったりして。



■コミック

漫画を読むのを読書というかどうかは意見の分かれるところだが、今年は珍しく新作コミックを3冊購入したので。

ハロルド作石の「THE BAND」はロック好きってことで読んでいるのは想像できるでしょうが、「3月のライオン」は意外?最近は2年に一巻のペースで発刊されるので、うっかりすると発刊されたことを後々になって知ることになったりして。




今年も残すところあと半月あまり。昨年ハマった日本書紀や古事記、皇室関連等の歴史本が減ったのだが、先日から電子書籍で三国志にチャレンジし始めてるし、雑誌だけど月遅れの歴史人が8割引だったのでついつい。他にもブックオフで何冊か買っちゃってるし(笑)



今週も最後までお付き合いいただき、あありがとうございました。