昨年末からオウムの手配犯と彼を匿っていた女性が相次いで自首しました。
二人とも東日本大震災を経て自首するに至ったと言っているようです。あの震災で一体何を
感じてそんな気持ちになったのかは、これから語るでしょうが、偽りの人生に終止符を打つという
ことは、終わりの始まりであることも意味します。これからあの二人は法のもとに裁きを受けて
いかなければならないのです。その覚悟をもって自ら出頭したということは、社会的に大きな意味を
持っていると思います。
偽りの人生・・・誰しも多少なりとも経験があるのではないでしょうか。さほど仲の良くない友達と
仲のいいふりをしたり、お金もないのに見かけだけ裕福に見せたり・・・。美容整形なんかも偽り
といえばそうかもしれません。でも、それに今すぐ終止符を打ってありのままを世間に公開するなんて
なかなかできっこないし、したところで自分や周りを傷つけるだけでしょう。
でも、彼らはどこかで終わりにしなければならないとずっと思っていたはずです。いろんな憶測が
飛び交っていますが、真摯に自分の罪と向き合おうとしていると信じたいです。
いま、偽りを終わりにしなければならないのは他にもたくさんあります。政府や官僚、東電などは
偽りに終止符を打ち、真実を国民に公表すべきです。