凪良ゆうさんの「汝、星のごとく」を読みました。


最近の自分の読書スタイルは、通勤時間に電車で、とか、休憩中に、とか、一冊を丸々一気に読むことはあまりないのですが、なんとなくこの本は一気に読みたいと思い、休みの日に一気に読んでしまいました。



読後、めちゃくちゃ爽やかな気持ちにはなれないのですが、でも決して嫌な気持ちではなく。

重いものがずっしり心に沈んでるんだけど、救いというか、光はあって。


プロローグがあることで、途中、先のストーリーの心の準備ができて有り難かったです。


色んなところに、心臓を内側からぎゅっと掴まれるような瞬間があって、鼻の奥がつんと痛くて、気づいたら目から鼻水が出てるみたいな。

目から出てるものが涙なのかどうかもわからない、何とも言えないけど、揺さぶられる、そんなお話でした。


幸せな気持ちになると叩き落とされて、救いのない苦しい日々が続くと思ってたら、浮上して、そしてまたボコボコにされる。


----昔から、いいことがあったら悪いことがふたつ起きた。


っていう言葉が刺さりに刺さる。


現代人のバイブルになるような本だと思う。

そして、自分を奮い立たせてくれる。


恋愛でも仕事でも、現状から抜け出したいって思ってる人は読んでみてください。



あ、いまリンク貼って初めて知りましたが、去年の本屋大賞受賞してるんですね!


続編の「星を編む」も読みます!