続きです。
6月12日(39w3d)
無痛分娩用のカテーテルが留置されたので、無痛開始になりました。
夫も楓を無事に送り届けて、戻ってきました。
まだ、無痛が効く前だったので、少しそばにいてもらいましたが、夫も仕事終わりから特に休みもせずにここまでいろいろ頑張ってくれていたので、車で休んでもらうことにしました。
いつ無痛になるのかなぁと待ってましたが、結果的に私は無痛と感じるまでの効果は感じませんでした。
せいぜい、一番効いてた段階で和痛?程度だったと思います。
それでも1人目の時にはひとりで耐えるのなんて無理!と感じていた陣痛も、夫を休ませたいという気持ちもあり、ひとりですごせてはいたので、少しは効果あったとは思います。
前回は一日中いきみ逃しをさせられていた夫も、今回の付き添いは手を握る程度に済んでいたので、少しはマシだったのではないでしょうか。
3時ごろ、内診してもらうと8cmまで開いてました。
そろそろ、夫を呼び戻したほうが良さそうとなり、再び夫も付き添い開始。
少しは休めたか聞いたけれど、やはり心配であまり眠れなかったみたいでした。
陣痛のほうも麻酔を追加してもらって、足に力が入らない状態だったのですが、お腹の張りの痛みは残ってたので、結構辛かったです。
陣痛のときは痛みでからだに力が入り、その合間に呼吸を整えて、力を抜こうとするのですが、抜けきれずにからだの震えが止まらなくなってきました。
陣痛の間隔も短くなり、自分でもそろそろな気配を感じてましたが、どうやら隣の分娩室にいる方も生まれそうな気配で、助産師さんが慌ただしく行き来していて、どっちが先かみたいな雰囲気になってきました。
とりあえず、経産婦の私のほうから内診して全開になってたので、分娩台の足を上げて、いよいよ産む姿勢になりました。
まだ、破水してなかったので、この時点で助産師さんが破膜しました。
いよいよ、いきんでよくなったわけですが、痛みはあるのに、足の感覚は鈍いので、自分の感覚としてはうまく踏ん張れてないような気がして、ちゃんとできてるのか不安になりました。
それでも助産師さんの「うまいよー」の言葉を信じて、タイミングを合わせていきみます。
前も思いましたが、出そうで出ないときが一番辛いですよね…。
でも、これを超えられたら、あとはするんと出てくると思い、陣痛のたびに懸命にいきみます。
たぶん、いきみが足りないのか、もうひとりの助産師さんもお腹を押して、補助してくれました。
夫も頭を支えて、赤ちゃんの誕生を心待ちしてます。
ようやく一番痛いところを抜けたら、助産師さんから手を胸に当てるように指示されて、力を抜きます。
楓のときはここまでくるとするんと出てきた気がしたのですが、今回は少し引っかかりを感じながら出てきた気がしました。
助産師さんが取り上げて、私のお腹の上に赤ちゃんを乗せてくれました。
ただ、少し泣き始めるまでに時間がかかり、助産師さんが背中を叩いてるのを見て、まさかと思いましたが、無事産声を聞いてほっとしました。
3:58、2602gの女の子を出産しました。
夫に写真を撮るように促して、それが終わると一旦からだをきれいにして、計測するため、助産師さんは赤ちゃんを連れて行きました。
楓のときは気づかぬうちに胎盤もするんと出てた気がしましたが、今回はしっかり胎盤まで出さないとダメでなんだか気持ち悪い感覚でした。
私の後処理も終えて、カンガルーケアをしました。
楓のときはなかったので、楽しみにしてたバースプランでした。
楓もおっぱいを咥えるのは難なくできたタイプでしたが、2人目もパクッと咥えてくれました。
久しぶりの授乳です。
きっとまだ出てないだろうけど、再び授乳できた喜びがじわじわと湧いてきました。
私自身がそう決めてやったことだけれど、楓の授乳を2人目の妊活のために早めに辞めてしまったので、それが心残りでした。
もしかしたら、あれが人生最後の授乳かもしれないと思ったこともあったので、再び授乳できたことが想像よりもずっと嬉しかったのです。
それから3人で記念撮影もしました。
ただ、コロナの影響で夫と私はマスクをしたまま。
そう、出産中も含めてマスクしたままでした。
こんなときだし、仕方がありません。
きっと大きくなった時にあなたを産むときにね…とその頃には懐かしいエピソードのひとつとして語れる日が来るはずです。