たいした内容ではないですが、お付き合いくださいニコニコ




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6月10日(39w1d)

16時ごろ、おしるしに気がつく。


数日前から、夜になると生理痛のような痛みがあり、赤ちゃんが降りてきてる感覚はあったので、出産が近い自覚はありました。


一応、経産婦の場合はおしるしの時点で病院に一報をいれる案内があったので、連絡しましたが、陣痛も来てなかったため、特に何もありませんでした。


この晩から、前駆陣痛が始まりました。


不規則なのですが、1時間に2,3回は痛むので、眠れた気がしませんでした。




6月11日(39w2d)

日中もたびたび前駆陣痛が起きました。


まだ陣痛ほどの痛みではないものの、立ち止まり痛みが治るのを待つしかありません。


もちろん、楓の前でもそんな状態だったわけですが、私が自分で腰をなでるのを見て、「おしり、いたいいたい」と言って、静かに見守るのです。


ママが痛みに動けなくなる姿って、子ども的には不安に駆られるんじゃないかと思ったのですが、楓は慌てることなく、じっと待ってました。


そして、ママが動けるようになるのがわかるとニコッと笑いかけてくれるのです。


楓のときも前駆陣痛が数日続き、寝不足になってしまって辛かったため、またそうなるかも…と不安に思ってましたが、楓のその優しさがとても嬉しかったです。


そして、再び午後におしるしが来ました。


今回の出産は私が無痛分娩を希望していて、基本は計画分娩で行われる予定でした。


また、入院中の楓のお世話を引き受ける実母も計画分娩にしてほしいとのことだったので、無痛でなくとも今回の出産は計画が大前提だったわけです。


ただ、この状況では計画が間に合うのだろうかという心配が出てきました。


翌日が妊婦健診の予定だったので、まずはそれまではこのままでいて欲しいなとは思いつつも、夫と実母には計画前に生まれてしまうかもしれないということは相談しました。


不規則ではあるものの、頻繁に痛みはするので、外出は控え、実母に預ける楓のごはんを用意していました。


ただ、夕方ごろからはこのまま本陣痛になりそうな気配を感じ始めてました。


動き回ると頻繁に張るようになり、それが5分を切るようになってきました。


慌てて、休むとまた間隔があくのですが、その繰り返しのような状態でした。


19時ごろ、楓とお風呂に入って、あったまるとほぼ10分間隔。


それでもたまに15分とかになるし、夫も帰ってきていて、すぐに病院には連れて行ってもらえる状況にはなったので、もう少し様子を見つつ、自分の入院グッズと楓のお泊りグッズの最終点検を済ませました。


20時ごろには規則性が出て10分前後だった間隔も、22時ごろには5分とかも出てきていて、痛みも強くなってきてました。


それでも安静にすると7,8分に伸びるのですが、経産婦だし、ここが判断のときかなと思い、病院に連絡しました。


本当は楓もすでに寝てたので、朝まで待ればとは思ったのですが、仕方がありません。


寝ぼけ眼の楓を夫に抱っこしてもらい、ひとまず病院へと連れて行きました。


22時半すぎに病院到着。


内診してもらうと3cm開いていて、子宮口もかなり柔らかく、赤ちゃんも下がってきてるので、即入院が決まりました。


そこで夫に楓を託し、実家に送り届けてもらいました。


計画のつもりでいたので、こんな形でバイバイするとは想像しておらず、なんだか私のほうが寂しくなってしまいそうでした。


楓には「ママ頑張ってくるからね。楓もばぁばと頑張ってね。必ずパパか、ママが迎えに行くから、それまでばぁばと仲良くするんだよ」と伝えて、強く強く抱きしめて、お別れをしました。


そこから入院着に着替え、ひとり陣痛に耐える時間です。


一応、無痛分娩で対応はできるとは言われたのですが、準備に時間がかかる(ようは麻酔をいれる院長の到着を待つということなんだと思いました)ということで、それまでの時間はそのまま我慢するしかなく、しかもこの晩はお産ラッシュだったようで助産師さんや看護師さんもとても慌ただしそうでした。


それでもまだ痛みは呼吸を意識すれば、我慢できる程度だったので、なんとかなりました。


ただ、お産の進みが早そうだからと陣痛室ではなく、すでに分娩台の上ですごすことになったので、ちょっと居心地が悪かったです。


家にいるときは入院前に片付けたいことや持って行きたいものの最終チェックで慌ただしく動き回っていたのもあり、痛みの間隔が短くなってましたが、分娩台の上で安静にすると少し間隔が延びたようでした。


看護師さんからはもし万が一このまま陣痛が遠のいてしまった場合は退院するかどうかと聞かれたので、もともと計画無痛分娩希望だったので、可能ならば促進剤を使ってもらって、このまま出産してしまいたいと伝えました。


楓も実家に預ける手筈を整えてしまったし、退院になり、また仕切り直しも大変そうだったので、可能ならばこのまま出産してしまいたいと思いました。


小一時間ほどすると無痛の準備ができたとのことで、背中に針を刺すのですが、陣痛の最中に背中を丸くするのがとても辛く、しかも局所麻酔も硬膜外にチューブ入れるのも、私には激痛でした。


痛みに脂汗をかきながら、なんとか処置を終えましたが、本来なら2本入れるところが、骨髄の間隔が狭いとかで1本のみだと告げられました。


これが日付が変わる頃のことでした。




長くなったので、続きます。