昨日は愚痴ブログになり、すいません。


母への不信感を綴らせてもらいましたが、弁明すると母の生い立ちは少し複雑です。


母には自分の母の記憶がありません。


そのくらい小さいころに亡くなりました。


そして、父親はアル中でまともな家庭とは言い難い環境でした。


本当に小さい頃はかろうじて生きていた祖母がお世話をしていたようですが、亡くなったあとは歳が離れた姉(とは言え、5歳ほどしか違わないはず)が家事をして生活をしていたようです。


さらに上に兄が2人おり、なんとか兄妹で生きてきたような状態だったと聞いています。


そんな生い立ちなので、親子というものを母は知りません。


なので、愛情がないわけではないですが、他所の家庭よりも子への愛のかけ方は非常にドライな部分があります。




また、母は父にとても気を遣います。


これまた父も昭和親父な人なので、基本的に家のことは一切やりません。


夫としては非常に扱いづらい部類の人間といえます。


なので、父の機嫌を損ねないように生活をしています。


それでも父へそれなりに愛を持っているからこそだと思って、娘よりも父ファーストな母の姿勢を受け入れてきました。


けれど、今回父のことを言い訳にして(半ば悪者にして)、お泊まり練習を延期したかと思えば、やっぱり父の手も借りたいからと父の仕事の都合を持ち出して、ごちゃごちゃ言ってる姿を見て、父に不機嫌になられると母は生活しづらいから合わせているだけなのかなと感じるようになりました。


もう、すでに別々に暮らしている娘の不機嫌を買っても、生活に支障はありませんが、父の不機嫌は都合が悪いのです。


なので、私や楓が泊まりにきて、父のお世話にプラスされる労力はなるべく払いたくはないんだろうなと感じるようになりました。


思えば里帰り以降、夫が出張で家を開ける機会があったときに家事しないで済むなら実家に泊まれたらなと思ったことがあり、何度か聞いてみたことがありましたが、全て断られてきました。


それまで楓が生まれるまではそういう感じで泊まらせてもらったことがあったから、どうだろうと思ったのですが、楓が生まれてからはダメでした。


父に合わせられる娘だけならまだいいけど、まだそれができない孫は生活をかき乱して、ダメなのかもしれません。


これだけ書くと母のダメなところのように伝わってしまうのですが、それが母の生き方というか生い立ちがそうさせるのかなと思いました。


まだまだ小さかった母がまともな親なしで生きていくためには生活を支えてくれる人間を頼るしかなく、それが子どもの頃は兄姉たちであり、結婚後は父に変わったのでしょう。


もう、それは本人も無意識にやってることだから、仕方がないのかなと思えてきました。


だからといって、私が子どもの頃にないがしろにされたというわけではなく、母なりに愛情を持って育ててくれたとは思ってるし、感謝もしてます。


ただ、母としては子育てはすでに終了して(もちろんそうなのですが)、成人した子との距離感は他所の家庭よりも離れてるんだろうと思いました。


だから、周りと比べると温度差があり、また産後の娘に三食作るの大変だから帰って欲しいとか言えちゃうのかもしれません。


その反面、父の不機嫌を買いづらい仕事に出ている日中なら手助けができるので、頻繁にこちらに顔を出しては楓の遊び相手をしてきてくれたのです。


おかげで楓は母のことが好きです。


おそらく、夫や私の次に頼りにしてると思います。


なので、もう少し自信を持って、引き受けてくれればこちらもここまで不安にならずにすごせるのですが…。


きっと、母の心の中は父と楓のお世話の両立ができる自信がなく、できればまだ直面したくはない出来事なのでしょう。