今度こそ、きちんと赤ちゃんがほしいと伝えて、クリニックに行ったのが、2016年の12月でした。

プラノバールを飲んで、消退出血を待ちましたが、出血が起きる前に年末年始の休診に入りそうなので、その前にもう一度クリニックへ行きました。

おそらく、これから出血はあるはずなので、先に薬をもらうことになりました。


クロミッドを生理開始日からD5から5日間飲んで、D15で再度来るようにと指示されました。


ネットで排卵障害がある人が最初に受けることが多いかと思う排卵誘発剤。

保険適用でお財布にも優しい笑


これで私も排卵して、妊娠のチャンスがつかめると期待を膨らませました。




待ちに待ったD15です。

内診台に上がり、エコーで卵胞チェックです。


無言の時間が長かったです。

次第に膣をグリグリとされて、気分が悪くなってきました。


そして、大先生から一言
「育ってないね」


ちゃんと指示通りに飲んだはずなのに、育ってないって、あるの?


大先生からは「まだこれから育ってくることもあるから、今月生理が来なかったら、また来てね」と言われました。


もう、エコーでみてもらえないの?

追加の薬とか、手だてはないの?


こういうとき、引っ込み思案が出て、うまく聞くことができませんでした。




クロミッドを飲めば、排卵障害は解消されると信じていた私はとてもショックを受けました。




このとき、はじめて私は自分の子どもを抱くことはできないかもしれないんだと思いました。


それまではまだ20代だし、まわりはすんなり妊娠しているし、なんとかなると思ってたんです。

でも、私はちょっとやそっとでは排卵すらしないんだと自覚して、そうすると赤ちゃんは望めないんだと思ったんです。


夫にあれほど検査大変かもよとふっかけていたけれど、私もわかってなかったんだなぁと思います。




妊娠のことで、夫の前で泣いたのはこの日がはじめてでした。

夫は

仕事が負担なら、しばらく休めばいいよ(不妊治療のお休みなんてないので、実質は退職するしかないけれど)

子どもがいなくても、大丈夫だよ

と声をかけてくれました。