同級生かなぁ。 | サメブロ。

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書き捨てゴメン。

電車の時間まで余裕あるじゃん。

駅前のコンビニで一服するか。


火をつけたら小さめの声で「こんにちは」て

聞こえたような、でも夜だから違うか。


髪の毛ボッサのおっさんがズカズカやってきて

ガチャガチャ灰皿開けて

手を突っ込んでブツブツ言って

ちょっと怖い。

シケモク探してるのかな…

ホームレスさんかな…

ライター貸してって言われたらヤダな…


なるべく気にせず居たら

「ポルトガルとかスペインとか国旗似てるよね。」


は、話しかけられた。

しかも話題が国旗かよ。知らんし…

でも黒と黄色か赤か似てるような…

こええし当たり障りのない返答しとこう。


「そう言えばそうですね。」


この返答は失敗だ。


彼のトークは収まらない。

午年生まれだとか言ってくる。

「同じですね!」とは言わない。

それは絶対失敗だから。


そもそもめちゃくちゃフレンドリーに接してくるな。

もしかして私が忘れてるだけで友達か?

顔は整ってるな。

誰だよ。


彼のトークは母親は猫だというとこまで進んだ。

返す言葉がひとつも見つからない。


もしホームレスさんで

貧困層の私の荷物でも狙ってるんなら…

ハーフパンツの彼の脚を見た。

筋肉あるし早そうだ。

細身だけど負ける可能性がある。


こんなん考えてる間も彼のトークは止まらない。


今は、馬肉は食べない方が良いという話が進んでる。

そうか…

私は当たり障りなくこの場から離れなければ。


「そうなんですねー、食べたことないから分かりません」withスマイル。




「そうなん。僕はあるよ。」with 

perfect smile.  



わたし、コンビニ前の灰皿を漁ってる

シケモク探しのホームレスかもしれない方に

マウント取られたっぽい。


笑顔で「良いですね〜」て言いながら駅に向かいました。




ぐぬぬ

でも多分食べたことあるもん。