昨日は色々あって帰りが遅くなったの。
夜10時過ぎに、家を目指して早歩きしてたの。
夜ご飯の事だけを考えながら。
するとスーッと車が停まったの。
窓開けて
「お姉さん、どこまで帰るん?乗ってく?」
ハタチそこそこの若い声の小僧が
暗闇の中、後ろから近付いて声をかけてきたのだ。
「おねーさん」じゃねぇわボケーーーッ!!
しかし暗闇の中、後ろ姿を見て声をかけてしまった彼は
私のことをお姉さんだと思い込んでるから
なんとなく相手の望んでる態度を取ってしまうこともある私は
無言で首を振って
「大丈夫?」と聞かれて
無言で頷いて、可愛い子のような反応をしてしまった。
40のババァに声をかけてしまった彼が傷付かないように…。
ただな、小僧。
本当に送ってくれようとしたとして私が若い娘だとしても
家まで後10mだったんだ。
君は不要だ。