前にさ、喫煙ルームで強烈なのに会ったじゃん。
また居たよ。
隅っこでしゃがんでタバコ吸ってて
他にも2,3人居たんだけど
しゃがんでスマホ覗き込んで
知人が始めて購入した仮想通貨がどんどん下がってくのにやけて見てたら
喫煙室のドア開いて
入って来た人がまっすぐ私の真横へ。
たまに知り合いにも会うので
誰かな?と見上げたら
前に火をつけてもらおうとしてたアイツ。
しかも何故かまっすぐ私を見ている。
つまり、まっすぐ私を見下ろしている。
一瞬ビビったよ。
乙女心が恐怖を感じたよ。
なんで知り合い風に寄ってくるんだよ。
直ぐに自分を持ち直した。
すくっと立ち上がり、少しヒールもあるブーツ履いてた私は170cmを超え
背筋を伸ばし
全身の毛穴から殺意を出しながら
美味しく一服し終えた。
「火貸して下さい」と言える状況では無かっただろうが
言われなかった。
この話を職場で話すと
他のスタッフもそいつ知ってた。
それだけ聞くと、断然腹が立って来て
やっつけたくなって喫煙室行ったら、もう居なかった。
どうやってやっつけようとしたのか分からなかったから、良かった。
職場で詳しくスタッフに聞くと
私と同じように「火貸して下さい」と
タバコくわえて寄って来たから
持ってたターボライターをマックスにして着けてあげたと。
強い子だった。
安心安心。