お久しぶりです

昨年のフルマラソンから1年が経とうとしています。本当は、前回の記事の後に、続編を書く予定だったのですが、lazy(面倒くさがり)な私は1年放置しておりました


で、何でいきなり続きを書きたくなったのかというと、そろそろバンクーバーも暖かくなり、色々なマラソン大会が始まる時期。私は今年も毎年恒例のバンクーバーの一大イベントでもあるSun Runという10キロレースに出るということで、ドタンバでトレーニングし始めました。昨年のフルマラソン以来、長距離は走っていなかったので、だいぶペースも遅くなり、ちょっと走るだけでout of breath (息切れ状態)な私。そんな中、昨日のトレーニングで今年初10キロを走りました。5キロ行くか行かないかくらいのところで、携帯の電池が切れ、残りの約半分を音楽なしで走らないといけない羽目になり、その間色々考え事をしていたら、フルマラソンの時の事を思い返していました。



どういう呼吸法を使って走っていたか

坂道を登る時はどうやって走るか

私はフルマラソンで何を学んだか



フルマラソンで色々な事を学んだのを思い出し、これは書き留めておくべきだと思い、また記事を書き始めました。




まずフルマラソンのトレーニング中に学んだのは、呼吸法。これは医学的に正しい方法なのかは定かではないのですが、個人的に向いていたので一応書いておきます。


よく走っていると、ハッハッハッと呼吸が小刻み(?)になり、そのせいで酸素が足りなくなって息切れする事が多いかと思います。昔、父から教わった方法、(鼻から)スッスッ(口から)ハァハァというやり方を昔は実践していたのですが、短距離とか早く走る人なんかにはいいのかもしれないのですが、私がこの呼吸方で走ると呼吸が早いから走るペースが速くなってしまい、ゆっくり走る私にとっては逆に疲れてしまいました。

それで、考えました。42キロも走るんだから、ゆっくりリラックスして走りたい。リラックスするには、深呼吸。そしたらゆっくり深呼吸しながら走ってみようと。鼻からスーーーっと息を吸って、口からハーーーと吐く。ヨガの呼吸みたいな。その繰り返しです。すると、呼吸も乱れない。ゆっくり走るペースにも合う。私はこの呼吸法をすることによって、全然疲れないようになりました。言ってみたら、エコカーみたいなもんです。ゆっくり息を吐くから、すぐに酸素がなくならない。燃費が良いんです。

ただ、喘息持ちの同僚が試した結果、苦しかったそうなので、万人に適したものではないです



あとトレーニング中に学んだ事は、坂道をどうやって走り切るか。坂道を登る時、頂上を見ながら走るから、あー、辛いって思う、メンタルな部分ってあると思うんです。だから、私は自分の脳を騙す方法を思いついたのです。それは下を向いて走る事。下を向くことによって、その先に見える頂上、又は傾斜が見えなくなり、ただ見えるのは道路だけ。道路だけを見ると、いくら坂道でもフラットに見えるもんなのです。そうすると、坂道を走るのも苦ではないんです。

ただ、人や自転車にぶつかったり、道を渡る時はくれぐれも車に跳ねられないように気をつけてください




フルマラソンのレースの最中は、常に自分との闘いでした。あー先が長い、本当に完走できるのかっていうそういうネガティブな事は一切考えないようしました。常に自分に訴えたのは、全然大丈夫、まだまだ行ける、私なら完走できるとういうポジティブなことだけ。もちろん最初のほうもそうなんですが、ラスト7キロ、よく耳にする35キロの壁、やっぱりありました。精神的にも呼吸も問題なかったのですが、35キロ辺りから体が悲鳴を上げていました。脚、お尻だけじゃなく、上半身も痛く、しかもその痛みが今まで味わったことのない痛みでした。でもそれでも、いやまだ大丈夫、呼吸は乱れてない、などとめげないようにしました。じゃないと、ただただ地獄です。確か35キロを超えてからちょこちょこ歩くこともありました。体が痛いせいで歩かざるを得ない状態でした。歩くたび、あー、このままずっと歩いてたいってふと思うんです。でも、そう思った瞬間にそれじゃダメだって思って走り始めてました。たぶんフルマラソンをする事によって、精神力はだいぶ強くなると思います。


そしてゴールして思った事、それは人間何でもできるという事。きっと私にはできない、怖くて無理、そう思っていたフルマラソンを、達成することによって、大変だったけどできないことではなかったって、思えました。そう思えた感覚はすごく強かったです。このやろうと思えば何でもできるというattitude(姿勢、態度)を色んなことに当てはめらればなと思い、それ以来何か新しくて挑戦するのが怖いなーって思った時は、フルマラソンでの教訓を思い出すようにしています。



あー、長くなってしまいました。1年も経ってしまったけど、書き留めておきたいことを書けたので良かったです。読んでくれてありがとうございました