いつのころからか,富士山といえば弾丸登山。山頂付近でご来光を拝むことが目的になっています。
さらにインバウンドで拍車がかかりました。
ボクには富士山に登ってご来光を拝むという気持ちが全く分からないのです。
激込みの山小屋。登山道の大渋滞。
そんな思いをしてまでなぜ登りたいのか。ボクは4回登っているけど,一度もご来光は見たことがないし見たいとも思わないません。
そのうち3回は吉田ルートから登りました。朝7時ころに登り始めてお昼前に山頂。山頂でランチを食べて3時過ぎに五合目に戻る。これが一番だと思います。河口湖で温泉で汗を流して食事をすれば,帰りの中央道もすいてるし。
ご来光を望むなら,富士山から昇る太陽を見るのが好きです。
お正月の竜ヶ岳から見たダイヤモンド富士なんて最高。
八ヶ岳の赤岳からも素晴らしい日の出を見ることができます。
乙女峠からの紅富士も素敵です。
昔から富士山は登る山ではなく離れたところから望む山だともいわれています。
そういうPRをしないで混雑に頭を抱える山梨県や静岡県は努力が足りないと思います。
とはいえ,もうあと二週間で山開きですね。今年は4ルートすべてが7月1日に統一されたそうです。
冬季閉鎖中の滑落事故も増えていますね。救助には危険が伴います。その対策も早急に行うべきです。
7月から9月上旬までの約2カ月以外の時期は道路法で通行が禁止されて,違反すると6カ月以下の拘禁刑または30万円以下の罰金という罰則もあるのです。これを徹底すればよいだけのこと。なんでやらないんだろうね。
しかし,冬の富士山はアルパインクライマーの鍛錬の場にもなっているという現状があります。これは例外規定を設けることが必要かもしれませんね。その他の登山者が違法に登って遭難したら,それは知りませんでいいんじゃないかと思う。それが自己責任というものでしょう。海外の山に残されている遺体はいくらでもあるのだから。
もう一つ言っておきたいこと。ボクは登山禁止期間に富士宮ルートから宝永山に登ることがあります。
通行止めの看板。
宝永山は富士山の7号目あたりにあるのですが,富士山とは別の山で江戸時代にあった宝永の噴火でできた山です。この山頂から富士山の山頂を望むのも乙なものですよ。
山頂がすごく近く見えますね。
この写真を撮ったのが10月の初旬です。
宝永山に向かう登山者に対する取り締まりはやめてほしい。
さて今年の富士山にも大勢の登山者が押し寄せるのでしょう。ボクは自宅から山小屋の明かりでも見て過ごします。
皆さん気をつけて登ってください。





