おかげさまで思っていた場所は片付きました!

まだあちこちキレイにしたいし物も捨てたい…。

毎年、春~夏ぐらいに断捨離していますが、

一年で物が増えるというより、

一年経ってやっぱり要らなかった…という判断の物が多いのかも。

 

さて、昨日のつづき。

読んだ本の記録②

 

辻村深月さんの「ゼロ、ハチ、ゼロ、ナナ。」

辻村さんの本を読むのも久しぶりだったかも。

 

ひとりの女性が母を殺害してしまった。

あんなに母娘仲良かったのに、何故?

そこから物語は始まります。

これは「家族とは」「友人とは」といったことを投げかけて来るお話。

登場人物はほぼ女性で、母娘の関係だったり、

女性同士の友人関係だったり

その本音と建て前を晒すことでぐいぐい心を抉ってきます。

 

誰かに対して優越性を保とうとしたり、

逆に自分を隠して無理に相手に合わせたり。
誰かが他人と違うと、指摘して攻撃して。


本の中のお話というわけじゃなくて、

たぶん、こういうことは多かれ少なかれ皆経験があると思うんです。

そして、いつも優位に立っていられる訳じゃなく、

環境が変われば立場が逆転することも。

でも、その根底にあるのは誰もが誰かを

羨ましく思い、妬ましく思い、そして後ろめたくて淋しいという思い。

 

最初は女性同士って怖いな…と思って読むのですが、

最後はそういう部分もひっくるめて、強くて弱くて愛おしい存在に思えてきました。

 

この本を読んだ方がどんな感想を持たれたのかとても気になる…

 

ということで、③へ続く。

 

 

空谷泉身の歌詞提供曲(詳細はプロフィールで!)