あれから1年。

 

劇場版公開までの長い長い道程。

それだけで本当に感慨深いですよね…

 

テレビアニメ全13話をおさらいして、いざ劇場へ。

(外伝は見てなくても大丈夫だけど、

テレビの方はおさらいするのがベスト♡)

 

思い返せば、私とヴァイオレットとの出会いは、絵も歌も美しすぎるCMでした。

そのCMにはテレビアニメとも劇場版とも小説とも、

何の情報も記載されていないにも関わらず、心がとても惹かれて…

 

そのCM、探しても見つからないので、一番近いと思われる

テレビアニメの第四弾PVを貼っておきます…。

 

結城アイラさんの曲が絵とヴァイオレットの声にマッチしていて、

本編でもEDに使われるのかなぁと楽しみにしていたんだけど…

(ほぼ使われなかった…あぁ無念)

 

さて劇場版。

とにかく泣くよ、と聞いていたのですが、

ヴァイオレットと少佐の物語以上にユリスのところですごく泣けました…

 

伝えたいことって文字にするのが難しいこともあるし、

逆に口では言いにくいこともある。

「思い」とは厄介な代物だなと思うけれど、

文字で伝えることも話すことも、どちらもとても大切だし、

そもそも「今、伝える」ということが何よりも大事。

そんなことを思う映画でした。

 

そして、ギルベルト少佐もですが、

このアニメを見ながら、「生死」って概念だなぁと思ったり。

 

亡くなった人も遠く離れて会えなくなった人も、

私が死んだと思ったら死んでいるし、

どこかで生きていると思ったら存在しているような気がする。

例えば、ご年配の芸能人の方が出てらっしゃる再放送を見ながら、

あれ?この方ご存命だったかしら…というようなことがよくあって。

なんかそれに似てるなって。

誰かに対する思いがあれば、その人は生きているのと変わらないのかも。

 

とにもかくにも、どのシーンも美しい風景が広がり、

心を知ったヴァイオレットの優しく透明な声が響いていました。

 

エンドロールの最後の最後に出るお一人お一人のお名前。

先ほどの概念の話じゃないけど、

この映画に関わった方々が確かにそこにいた。

ここまでの制作の経緯を知らない人が見ればきっと、

生きているのと同じなんですよね。

こんな素敵な物語を紡いでくださった全ての方に、

改めて感謝の気持ちでいっぱいです。

 

特典は「ベネディクト・ブルーの菫」でした。

 

エンドロールが終わって、最後のシーン。

ワンちゃんのぬいぐるみが、ちょこんといるのが微笑ましかったなぁ。

(これも、おさらいの成果)