まだまだ暑いのに、急速に夏の終わりを感じております。

 

小学1年生の時の夏休みの宿題に朝顔の観察ってあったけど、

私は花を咲かせられたのかな?よく覚えてないな。

めんどくさがりだから、毎日観察してたとも思えないし…

 

◆切り絵デザイン↓<大橋忍さん著>◆

 

 

さて、この夏は甲子園の高校野球も交流試合のみ。

熱い戦いだったのは間違いないんだろうけど

(練習試合だって大概は熱い戦いですしね)

うわぁっとテレビで盛り上がっている感が無かったのは、やむを得ないところ。

 

ところで、高校野球からプロのスポーツなど勝負事の世界で、

(見ている人に)

「勇気を与えられるように」

「夢や希望を与えられるように」

「感動を与えられるように」

という言葉をよく耳にするようになりました。

 

多分、一昔…いやふた昔くらい前は

そんな事は選手の口からはあまり聞かなかったんじゃないかな。

 

これはとても個人的な意見なので、

反対意見もあるだろうし、異議も認めますが(笑)、

勝負事の世界では、見ていた方が勝手に(←ここ重要)

元気をもらったり、感動したり、夢を描いたりするものだと思うのです。

つまり、選手がガムシャラに戦った結果、

勝っても負けてもその一生懸命さに胸を打たれるということ。

なので、「与えること」を試合の目標にしてほしくないかな、と思ったりしています。

 

今まで蓄えて来た力を存分に発揮し、悔いのない戦いをする。

それだけを念頭に置いて試合に挑んでくだされば十分なのです。

まあね、昨今は災害なども多くて、

どうしてもインタビューを受ける時に

そういう言葉が出てしまうってこともあるんでしょうけど。

(心からの言葉の場合もあるだろうし、

インタビュアーやファンが望んでいることも予測される)

 

ただやっぱり。

夢、希望、元気、勇気、感動…そういう心揺さぶる何かを

意図してやるのはエンタテイメントのお仕事だと思うのです。

逆にこれが出来なければエンタテイメントじゃないですよね。

 

歌詞を書く時、思い描くのは歌っている方の表情。

そして、それを聞いているファンの方の表情。

私が○○さんだったら、ファンの方に向けてこんな風に言うかな?

○○さんのファンだったら、こんな風に言って欲しいかな?

それがハマって採用された時、本当に嬉しいし、

エゴサして、この歌詞のこの部分が好き!って書いてあると

例え、自分の名前がクレジットされていなくても嬉しいもの。

作詞家の仕事は感動を与える、夢を与えるという

「与える目線」の仕事では決してなくて、

歌う人が聞く人に「心を揺さぶる何か」をお届けする、

その橋渡しをする存在だと思っています。

 

それでは、今夜も頑張ります!