8月6日。

今日も暑くて、でも風は吹いていて、とても夏らしい一日でした。

 

昭和生まれの私が子供の頃は、

毎年8月に入ると原爆や戦争にまつわる

ドラマやドキュメンタリーが日常的に放送されていました。

 

NHKは今でも放送しているけれど、

子供の頃に見たドキュメンタリーは、

それはそれはもう、この世のものとは思えない恐ろしさで、

ブルブル震えたものです。(見た後は怖くてトイレにも行けなかった)

多分、今みたいにオブラートに包んだり、

万人向けにやさしい表現にしていなかった、ってこともあるのかな…

もちろん、子供だったので何でも怖かったっていうのもあるけれど。

 

中学では修学旅行で長崎へ、高校では沖縄へ行きました。

平和資料館では目を覆いたくなるような写真をたくさん見ました。

沖縄にある糸数壕の中に入らせていただきました。

深い深い地下、そこで一分間の黙とうのため、

全員が持っていた懐中電灯を消しました。

真っ暗な闇より深い闇、一筋の光も入らない絶望の世界がありました。

普段、夜になると雨戸を閉めて、電気を消して寝ると

「真っ暗!」と思っていたのですが、

それでも、どこかしらの隙間から光は入っていたのだなと初めて知りました。

 

昨今は修学旅行も海外へ行ったり、

レクレーション的な役割をしていることも多いようで

正直、私の姪たちもそこまで戦争や平和の勉強をしたように思えません。

でも、一部の若者たちは今でもちゃんと向き合っている。

そして、そういう層を増やすためにも今回行われていた、

この「ひろしまタイムライン」は素晴らしい試みだと思います。

 

私が知ったのは、ほんの数日前のこの記事

1945年当時、中国新聞の記者をしていた一郎さん、

夫は出征中で出産を控えているやすこさん、

中学1一年生のシュンくん。

この3人が75年前にもしツイッターを使っていたら。

今日1日分のツイートを読むだけで、胸が苦しくなります。

これ、多言語にして他の国の人たちにも読んで欲しい。

自分が、自分の大切な人が、こんな目に合うと知って

それでも戦争を続けるのでしょうか。

 

ひろしまタイムラインは明日以降もまだ続くそうです。

 

◆リンドウの図案(大橋忍さん)↓◆