今年の本屋大賞の作品。
瀬尾まいこさんの「そして、バトンは渡された」
結構重いからあんまり持ち歩けなくて、
最近になって、やっと読み終わりました。
瀬尾さんの作品は、
・おしまいのデート ・強運の持ち主 ・春、戻る
に続いて、読むのは4作目。
感想はこちら↓
「そして、バトンは渡された」は、
実の両親を含めて3人の父親と2人の母親がいる主人公が、
時に家族に振り回されつつ、
深い愛情を体感しながら大人になっていくお話。
辛い出来事もあるけれど、キュンとすることもあり、
瀬尾さんならではの「フフフ」と思わず笑ってしまう、
軽妙なやり取りに引き込まれます。
そして、家族の形も愛情表現も、家族の数だけあるんだな・・・としみじみ。
静かな愛もあれば、情熱的な愛、過剰な心配性もあり(笑)、
親たちがみんな手探りながら子育てをする様子、
当の育てられる本人も、親との距離が掴めないで
何でも話しちゃったり変なところで気まずくなったりが微笑ましい。
最後の最後には、ぽろぽろと泣いてしまいました。
血がつながっているからこそ、分かり合えることもあれば
逆にぶつかってしまうこともある。
そして、それは血のつながりが無い場合も全く同じで。
どんな形態であれ、「自分たちは家族だ」と思えば、きっと家族なんだろうな。
その「家族」はお互いを思いやることで、良いカタチになるんだと思います。
(一方的ではダメなのよ・・・)
次もまた重たい(分厚い)本を読む予定~♪
楽しみ、楽しみ。